Feb 24, 2023

メルティの世界で そのに

a1

サラとジョンとマリアが
歩いていくと、猫に出会った。


a2

マリアは、
新入りだ。
余所者が来たぞ。
と言われている。


a3

どこからともなく
猫たちが集まってきた。


a4

ここは一旦
引き返した方が良さそうだね。
とジョンが言った。


a5

その頃、メルティとピノコとひそこも
トンネル工事の場所で、
猫に遭遇していた。


a6

猫たちはメルティたちに気がついたようで、
どんどん集まってくる。


a7

数が増えてるみたいだよ。
とひそこがメルティに言っている。


a8

一輪車の中で寝てる。
なんだか不穏だね。
一旦戻った方がいいかも。
とピノコが言った。


a9

ひそこがいうには、
最初見かけたのは一匹だけだったけど、
すごく数が増えてるって。

あの猫たち、
ひそこしかいない時にここに来たみたいで、
自分たちが先住者だと思っているみたい。
とマリアが言った。
私たちが侵入者だと思われてるのね。

襲ってくるのかな。
そんな感じでもなかったけど。
襲って来なければ、
普通に猫飼ってるのと同じでしょ。
私は賑やかでいいけど。
とメルティが言った。

でも襲ってこない保証もないよ。
メルティの夢の世界に入り込んで来たんだから、
普通の猫たちじゃない。
猫の姿をした精霊ってこと?
人の夢に侵入して支配しようとする
「夢食い」の類かもしれないよ。
とマリアが言った。

とりあえず安全のため、みんなで戻って、
ハリーやヴィヴィアンに相談したいけど、
私たちの来た扉までたどりつけるかな。
途中に猫がいっぱいいそう。
ひそこなら空を飛んでいけるよ。
扉は誰でも開けられるし。

誰でも?
っていうことは。



解説)
メルティの世界は
猫町風になっていたようです。
Posted at 20:28 in n/a | WriteBacks (0) | Edit
WriteBacks
TrackBack ping me at
http://haizara.net/~shimirin/blog/kirita/blosxom.cgi/20230224202719.trackback
Post a comment

writeback message: Ready to post a comment.