Oct 07, 2021
少年少女の肖像画
![t1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20211007213631.files/t1.jpg)
あ、マンスフィールドさん。
この「少女の肖像」(ユゲット)みたいに、
モディリアーニが、子供を描いた作品のことを
知りたいんですけど。
そうねえ。
![t2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20211007213631.files/t2.jpg)
「管理人の息子」(1918)
モディリアーニは、1918年から1919年にかけて、
画商ズボロフスキー氏の提案で、
ジャンヌや、スーティン、藤田嗣治と恋人のバレーたちと、
南仏に滞在していて、
そのとき、身近な村人や子供たちを描いたの。
![t3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20211007213631.files/t3.jpg)
「青い上着の少年」(1918)
当時は戦時中で、パリは物価があがり、
ドイツ軍の長距離砲の脅威にもさらされていた。
![t4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20211007213631.files/t4.jpg)
「帽子を被った少年」(1918)
おまけにモディリアーニの体調も悪くなって、
ジャンヌも妊娠していたから、
いわゆる疎開ね。
南仏に行けば同じようにパリから避難した人たちがいて、
肖像画の注文もみこめるんじゃないかって、
画商としてのズブロフスキー氏の計算もあったみたい。
![t5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20211007213631.files/t5.jpg)
「青い服の少女」(1918)
この絵にはエピソードがあって、
モディリアーニはいつも、絵の制作と引き換えに、
モデルの子供たちに安い赤ワインの1リットル瓶を
要求していたんだけど、
この子は、間違えてレモネードを一壜もってきて
しまったんだって。
それで素面でがんばって描いたというお話(^_^)。
(キャロル・マン『アメディオ・モディリアーニ』より)
![t6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20211007213631.files/t6.jpg)
「お下げ髪の少女」(1918)。
この時期の代表作といわれる作品。
![t7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20211007213631.files/t7.jpg)
「膝で手を重ねる若い男の肖像」(1918)
![t8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20211007213631.files/t8.jpg)
「座った若い娘」(1918)
これは、お気に入り(^_^)。
![t9,jpg](/~shimirin/blog/kirita/entries//20211007213631.files/0001.jpg)
たまきたちが会話している。
なんか最近、
フィギアの画像すくないんじゃない?
手をぬいてるのかな?
そんなことないと思うよ。
いま、誰が言ったの?
解説)
紹介した子供たちの肖像画は、
この時期に描かれたものの一部で、
他にも印象的な作品が
沢山あります。
また現存する4点だけの風景画も、
この時期に描かれています。
WriteBacks
http://haizara.net/~shimirin/blog/kirita/blosxom.cgi/20211007213631.trackback
writeback message: Ready to post a comment.