May 06, 2009

幕末のひと そのさん

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勤王の志士は思案にくれている。


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ながいあいだ。


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剣の修行にあけくれたのに。


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時代がかわってしまった。。


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ピストル買おうかな、と思っている。。


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思案しているうちに道に迷ってしまった。


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はろぅ。
といって、アメコミ風忍者がとつぜんあらわれた。


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勤王の志士が抜刀してみがまえると、すでにその姿はなく、
巻物をもった妖しそうな剣士があらわれた。
「私がお相手しましょう」といっている。


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妖しい剣士は印をむすんでなにやら唱えている。


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なんと、巨大な妖獣があらわれた。


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どこからか笑い声がきこえてくる。
勤王の志士は一瞬ひるんだが。。


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これはまやかしだっ。
と叫んで、突進していった。


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う、ばれちゃったか。
といいのこして、妖しい剣士は姿をけした。


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今度は、本格派忍者があらわれた!


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本格派忍者は当たると痛そうな鉄球のついた鎖がまをふりかざして、
襲いかかってきた。


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鉄球は剣にからみついたが、
勤王の志士は剣に力をこめてなぎ払った。


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鎖がまを失った本格派忍者は後方にジャンプしながら。。


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十字手裏剣をうちこんできた。


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はげしい死闘がつづき。。


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なかなか決着がつかない。。
勤王の志士の小太刀の一撃は鉄の防具ではねかえされている。


b7

遠くに巫女のような女人の姿があらわれ、
このばはひとまずひけ!と叫んだ。
すると忍者はそそくさと姿をけしたのだった。。


**

解説)

最初の構想では、最後に巫女のような女人(実は忍者一族の首領)と一緒に
文学青年の先祖がでてきて、大政奉還が知らされ、
死闘に終止符がうたれてめでたしめでたし。
とする予定でしたが、それではもうチャンバラシーンができないので(^^;、
しりきれとんぼのような終わり方にかえました(^^;。

今のところつづきの予定はないですが、またいつか。
もうすこし幕末乱世のままで彼らの時間をとめておきます(^^)。


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本格派忍者です。
装束の上の部分はダイソーで買った日本人形(武士)のもの。
下半身は、だぶだぶズボンを縫って、布をゲートルのように巻いています。
鉄球のついた鎖がま、や、いかりのついた投げ縄は工作。


e2

腰の包みのなかには、主に兵糧がはいっています。
干し柿や特製きびだんご(^^;、するめいかや、にぼしなど。


e3

幻術をつかう妖しい剣士。


e4

ヒーリングで手下の傷を癒している忍者一族の首領(^^;。
なんだかRPGのようだ。。


e5

木の上で見張りをしているアメコミ風忍者に、
うめぼしおにぎりを手渡している本格派忍者。


b9

忍者一族の面々。
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