Nov 24, 2006
非時代的音楽感想
今日は昨日レンタルで借りてきたCDについて書こうと思う。よかった順に挙げていく。5枚借りました。ジャンル等バラバラなのは気にしないでね。ムーンライダーズ『マニア・マニエラ』。これは、25年前にもかかわらず、古くなっていない。CD屋にこれとベスト盤がもろもろあったのだが、猫月亭さんのカキコミから、これを聴いてみようと思った。猫月亭さんによるとカセットブックで発売されたそうで、若干、売れない危惧があったものらしい。にもかかわらず、私は、この試みと心地よい裏切りはいいと思うのです。打楽器の使い方、詞の配置、どれも、前衛的で、しかも民族音楽のような暖かみがある。わざとはずす感じがあざとくない。この種のものはあざとくなりがちなのだが、そうなっていない。知的刺激を受ける。
シガー・ロス『アゲイティス・ビリュン』。アイスランドの不思議なバンド。童話的で一見癒し系のアンビエントに聞こえるが、意外とちゃんとロック魂があるのでは?と思わせる。職員さんはレディオヘッドと同じくらいいいと云っていたが、似ているけど、どうなのかなあと思った。これを聞きながら詩が一本書けた。頭を落ち着かせながらもいい感じにドライブさせる効果があるようだ。
バービーボーイズ『バービーボーイズ』。ベスト盤。これは意外と古くなっていない。悪くはない。でも何度も聞くのは辛い。フレーズを焼き付ける力はある。80年代後半~90年代初頭に青春を過ごしていたものには、ああ流れていたなあという感じではないだろうか。へんな言い方だがまっすぐな「不良の音楽」である。文化祭で、Xの真似する奴とか、バービーボーイズの真似をするのがいて、へたくそで失笑した。私はその当時、恥ずかしいが、PSY・Sとユニコーンが好きだった。ちょっと痛い高校生かもしれない。
フー・ファイターズ『ワン・バイ・ワン』、U2『ボーイ』。両方とも、あまり印象に残らなかった。U2は、初期では、私が聞いていたのは『オクトーバー』だが、こっちのほうが、アイルランドという感じがして断然いいと私は思う。U2はけっこう聴く方なので、あえてカライ採点。これはいまいちかなあと思った。フー・ファイターズはザ・フーに名前が似ているので借りてみた。でも、パッションが前に出てない気がする。ニルヴァーナの元メンバーが作ったバンドらしいが、もうちょっとがんばってという感じです。書いてみて、思い出とか自分のドメスティックな感性を思い知らされた。御免。
雑談
■ムーンライダーズは、気にはなっているけれど、まともに向き合って聴いたことがなかったなあ。どこかで聴いてはいるだろうけど。きちんと聴いてみるかな。
U2はデビュー当時から、「ヨシュア・トゥリー」くらいまでフォローしてよく聴いていました。一時期、離れましたが、今よく聴くのは、「ALL THAT YOU CAN'T LEAVE BEHIND」(2000年)、とくにIn A Little Whileがいいですねえ。
レディオヘッドも、最近のはフォローしていなけれど、ファースト、セカンドあたりを、よく聴きました。詩がわりと良かったような印象がありますね。私小説的というか。
ニルヴァーナは、発表されたCDはほとんど聴いていますね。ぼくが好きなのは、MTVのUNPLUGGEDシリーズで制作されたCDです。アコースティックだけだと、逆にニルヴァーナの本質みたいのが聞こえてきて楽しい。
気づいたこと
冬月さん、気づいたのですが
U2の、「ALL THAT YOU CAN'T LEAVE BEHIND」は
私も好きなアルバムです。当時これを試聴してみるととても心が震えました。U2が戻ってきたと思いました。
POPとかは、何かちがうなあと思っていたので。タイトルも、「戻ってきた」感じがします。空港のジャケットもとてもあっていますね。親戚のおばさんもいいといっていました。私はNew Yorkが好きです。テロの前なので、非常に不思議な感じです。
レディオヘッドは、逆に私は最近のエレクトロニカのものを聞いたりしていました。私はきちんと語学ができないので、うまく味わえませんが、歌詞は同感です。
ニルヴァーナは全部は聞いていないのですが、私もMTVのUNPLUGGEDは印象にちゃんと残っています。この辺りも好みが近いかもしれません。
私は、詳しいとはいえないのですが、洋楽、邦楽問わず楽しんで聴きたいです。いい曲があったら、教えてくださいね。今回は好みがかぶっているのが多くて、おお!と思いました。
MTVのUNPLUGGED
では、ニール・ヤングのものが実家にテープにとってあったと思います。かっこよかったなあ。それとアラニス・モリセットのCD盤を持っています。アコースティックの力というのが、ありますね。
MTV
■ニール・ヤングはいいでしょうねえ。UNPLUGGEDで他に、印象に残っているのは、ロッド・スチュワート。たわいない曲ばかりだけど、あのヴォーカルが好きですね。今日は、俺、座らされているな、みたいなことを言ってたような。
今、Sigur Ro'sのA'gaetis Byrjunを聴いて、この国の音楽事情を考えました。
アゲイティス・ビリュン/シガー・ロス
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前回話がかなり暴走してしまったので本日は控えめに行きたいと思います。今日も音楽ネタで、シガー・ロスの、アゲイティス・ビリュンについて書こうかと思います。シガー・ロスを初めて聴いたアルバムがこの二作目
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