沖縄で行事がある時に必ず作るのがこれ。年中こればかり。どこの家でも同じです。後生のお正月の十六日祭りもこれ、お墓のお祭りの御清明祭もこれ、春と秋のお彼岸もこれ、法事の時もこれ、ただ、七年忌まではカマボコの色が白い、その後は赤になります。お盆のウークイとわれわれが呼ぶ精霊送りの日も、もちろん、これでした。
　きのうでしたよ。旧暦でわれわれは行事をやりますから、沖縄のカレンダーには旧暦の暦も書かれています。潮の干満の時刻もあります。

　さて、お料理。豚の三枚肉のお煮しめ、揚げ豆腐、田芋、魚とインゲン豆のてんぷら、ごぼう、昆布のお煮しめ、そして、かまぼこニ種。計九品をお重箱に詰めます。
　詰め方にも作法があるらしく、いろいろとうるさいのです。これを家で作ると大変、山ほどの料理が出来上がり、二日も三日も食べるはめになります。この頃は、お重箱に詰めて売っているので、私はそれを利用しています。昔の人たちには、これはご馳走でしたが、今は・・・。若い人は、これにあまり関心がないようです。結構、美味しいですよ。

　きょうは、終わってしまったけど、お重箱に残っている節日料理へ、Let's try !


2003.8.13