どこでも海
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沖縄の料理・食材の窓


どこでも海




 沖縄は島だから、すぐに、どこからでも海へ出る。東海岸の海は太平洋、西海岸の海は東シナ海。それが交わっているのが摩武仁。沖縄戦の激戦地。米軍に追い詰められていった沖縄本島南部の岬、米軍を恐れて自殺した人たちもいて、バンザイ・クリフとも呼ばれた。ここには「平和の礎」があり沖縄戦でなくなった多くの人たちの名が刻まれている。

 そして、グスクと呼ばれる沖縄の城、城というより海を見張る要塞のよう。その石積みがうつくしい。曲線が女性の体のように艶めかしい。石垣の琉球石灰石は年とともに苔むしていき、周りの元気な植物を際立たせる。こんなに自然体の城があるのかと、視るたびに溜息が出るが、ここには、また、祈るという神の座もある。

 私の好きな座喜味城からは読谷のたっぷりの長浜の海が見える。沖縄戦の時に米軍が真っ先に上陸したところだ。城からは軍艦がよく見えたに違いない。水平線が真っ黒になったと聞いている。

 さて、沖縄の海、きょうは、あっちーいギンギラギンの太陽も一緒に、Let's try !



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