シーサーの本来の定位置は屋根の上。今時の家は台風対策のためにコンクリートが主流。沖縄の島を車で走ると分かりますが、ほとんどの家屋がコンクリートと化しています。それもつっぱった前衛建築が多く、不思議空間です。友人の建築家は夕日が落ちていく那覇の町を高台から眺めると「モロッコ」のようだと言っていました。
これは私の店のシーサーです。漆喰シーサー。シーサーは瓦職人の余技でした。余った瓦と漆喰で技を競った。本島南部のシーサーは表情豊かでした。作った人の顔が見えてきそうでした。それも20年前くらいまで。今では家が建て変わってシーサーは門柱に一対。屋根の上のシーサーは一匹(?)ユーモラスに孤独でしたよ。
このシーサーを作ってくれたのは、まだうんと若い人でかつてはロックのミュージシャンでした。いいシーサーです。
食べるのないけど、シーサーへ・・・Let's try !
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