時刻合わせ


時刻合わせ



時刻が合わなくなってくる経験をした方が多いと思う。多少遅れるとか、進むとか。
その場合「ntpdate」で時刻を合わせる。

rootになる!

rootになるとシステムを管理できる。それだけにrootになって作業するのはそれ相応の理由があるときに限る。
shimirin@debian5:~$ su
パスワード:
root@debian5:/home/shimirin#

上のように、「su」と打つとパスワードを要求される。コンソールはGNOMEデスクトップ環境なら、「アクセサリ→端末」で起動できる。
この端末は「bash」というコンソールである。「シェル」(殻)と呼ばれる。シェルから中身にアクセスするのである。
「bash」は現在よく使われている。たくさん本も出ている。「シェルスクリプト」といってMS-DOSのバッチファイルのようなプログラミングができる。
上のようにプロンプトがドルマークからシャープマークに変わる。以後、ドルマークのときはユーザの作業、シャープマークのときはrootでの作業とする。

ntpdateのインストールと時刻合わせ

ntpdateは時刻サーバにアクセスして、自分のシステムと同期させ、時刻を修正するコマンドである。
ディストリビューションによっては初めからntpdateがインストールされるものが多いと思うが、Debianではインストールされていなかった。
rootになって、
apt-get install ntpdate

とするとすぐにインストールされる。
次に以下のように時刻サーバにアクセスすると、時刻が修正される。
# ntpdate 133.100.11.8
7 Mar 20:42:37 ntpdate[19431]: step time server 133.100.11.8 offset 55.639535 sec

この場合には55.6秒程度遅れていた。
「133.100.11.8」というのは福岡大学の時刻サーバのIPアドレスである。
ほかにも時刻サーバはたくさんあるのでgoogleで引くと調べることができる。サーバが動いていないときがあった(ぼくの経験)その場合にはほかのIPまたはサーバ名でntpdateを実行してみる。
これをcrontabという実行予定のシステムに登録すると、たとえば「毎日午前4時に時刻合わせる」というようにできる。
crontabについては便利な機能なのでときどき出てくると思うが、また別ページに書くことにする。