2018/12 [HOME]

++ 日記 ++

2018/12/24(MON)
197
きのう
寝しなに書いた詩を読み返す
ハズカシイ
ナンダ、コレ
想像できるだろ
夜書いたラブレター
のように オモシロクナイ 
ロマンチズムも何もない
オモシロクナイ、それがオモシロイと
だれか言ってくれないか
赤の他人よ!

(書いたときは君が知らない君自身の面白さを記したんだろ)
(いいよ それで)
(堂々と それでいい)
(他人にたのまず 君が知らない君にたのむ)
(それが君の詩だ)

2018/12/22(SAT)
12月5日、母が亡くなった。逝った。死んだ。
献体の猶予時間36時間を逆算して、6日、ささやかなお別れ会。
自宅にて。お経をあげてもらい、参列された方々に焼香してもらう。
それから、2週間過ぎた。そうなのだ。母がいなくなった実感がない。不思議な雰囲気に取り囲まれている。

2018/12/20(THU)
196
まぶたを開く力もなくなった母
口に酸素のためのプラスティックカバー
もう自然から半歩はみ出してしまった
声の届かないところをひとり歩いている

直接 母とおれたちを結ぶものがなにもなくなったのだ
きっと 雲のように見えるけれど
この手で
つかまえられないものに
なった

ほんとうにつかうときがきたのだ
このことば
「さよなら」



前月へ 次月へ


日記帳(3) v1.02.00 エース (素材協力:牛飼いとアイコンの部屋)