Apr 29, 2006

欅の芽吹き

余白句会の藤野吟行へ向かう道すがら、4月21日昼過ぎに酒井弘司さんのお宅にうかがった。句会の語り草になっている、天空の城ラピュタのようなお庭を拝見したいと思った。話にたがわず、話以上に、お庭は絶景だった。アッシリアの女王セミラミスが征服した民を動員して作らせたという空中庭園さながら、しかし全く違うのは、残酷なものは何も無く、たまたまこの相模原台地の津久井の地形がもたらした絶景という自然の賜物なのだ。穏やかですがすがしい風景だった。日本てなんて美しい国なのだろう、と、あまり国外に出た経験のないわたしでさえ、思う。酒井邸のお庭はむしろ簡素で、壮麗なのは借景なのだ。青空に連なる雑木林の丘と、目の下の小川と、川沿いの欅の大木と、色とりどりの緑。鳩の番が来、鶯が鳴き、ツバメが空をよぎり、鳶が舞い…どうだんつつじの生垣に囲まれて。 お庭で奥様手作りの梅の実の砂糖煮や木の芽田楽をご馳走になり、 ご一緒にさらに山の奥へ、青根という名の町営の休暇村へ向かった。  鶯も上手になりて道志川  かおる
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