Nov 16, 2014
モーツァルト レクイエム k626 を歌う
私が歌うのではありません。『モーツァルトになっちゃった』を出版して、なお、モーツァルト、モーツァルトと繰返していると、竹早高校時代の親友のクロちゃんから「レクイエムを歌います」とチケットが送られてきた。エッ、と驚いたまま早速電話を入れた。まあ、不思議なきっかけで、レクイエムをこの秋演奏する合唱団の練習に通っていたとのこと。いよいよ、上演の日が来て…「モーツアルトの夕べ」は11月21日(金)夜7時開演、演目はドン・ジョバンニ オペラハイライトとレクイエム 死者のためのミサ曲k626 会場は渋谷区文化総合センターさくらホール、指揮久保田洋、演奏はミクロコスモス室内合唱団。クロちゃんは合唱団のアルトを歌うそうだ。そういえば、竹早の音楽選択授業で、コーリューブンゲンをもちろんアカペラでスイスイ歌っていたのがクロちゃんで、わたしはぜんぜん音が取れなくて悲しかった。テストは先生の伴奏で歌う「浜辺の歌」これも途中で先生にもういいわ、とやめさせられてしまった。やっぱり、レクイエムを歌うべきはクロちゃんなのだ。それにしても、モーツアルトのk1番から可能なかぎり聴いてきて、最後のk626は辛くてどうしても聴けないでいる。PC27番までばっちり繰り返し聴いている、それにオルガン曲もそらで歌っているのに、レクイエムは聴けないのを、さあ聴きなさい、と220年前のモーツァルトに促されているような気がする。指揮者の久保田さんも時々演奏しながら泣いてしまうとおっしゃるのだそうだ。ひとりで聴きに行くわ、風邪を引かないで。トランス状態になるというクロちゃんの明るい声を電話の向こうに聞いて、ひとの人生は誰かにこうなるように決められているのではないかという気がした。
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