Jun 14, 2010
スカイツリー
イトカワの写真をテレビで見ていました。惑星になりそこなった小惑星だそうです。もちろん生命の気配は皆無で、しゃがれたジャガイモのような(巨大な)石ころです。 『幻影の足』の装画をお願いした辻画伯から建設中のスカイツリーのスナップが送信されました。足元から見上げるアングルなので、背の高い生き物を小さい生き物が見上げているような感じで、頂上の帽子のようなワッカがユーモラスです。クレーンの腕が斜めに2本立っていて、でんでんむしの角にそっくりです。空でゆらゆら揺れるかもしれません。春の初めに辻征夫さんを偲ぶ会が浅草のビューホテルであり、窓からスカイツリーが雲をまとって見えていました。あれからまたすこし高くなったかなー。イトカワに着地したハヤブサにしても、空に向って伸びていくスカイツリーにしても、何も将来が見えないような現在の私たちをいくぶんほっとさせてくれています。
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