Mar 26, 2008
ネイチャー・フォト。鮮明に撮られたタンポポ。
「蒲公英」とも書く。このところ花盛り。
しかし評価の低い花である。
西洋種が入ってきたとか言うが、綺麗なものは、綺麗。
これを、種ができて、飛び去る前に玉状のドームが春の光に映えているのには、ことさら引かれる。
まさに、「早映る」とはこのことか、「冴える」の清浄な寒冷さ、意識の明晰さも響いてくる言葉を思い出す。
ところで、このような自然そのものから特殊な意味(意識)を見出す写真の捉え方は「ネーチャー・フォト」と言って、一時は流行していた。
花以外のもの、「クモの巣」、「木の肌」、「葉脈」、「岩肌」なども対照になるわけで、ここでは植物の写真を載せているが、植物以外にも自然のすべてに美を見ているようである。この背景の地表も、例外ではない。