Jan 01, 2024
年賀状 2024 令和6年 賀詞
詩の歌う -長歌-
まどろめば 夢の花咲く 若き頃 言葉は足らず 語らぬままに
ときが経ち 残り火は いまもまだ 言葉にならず 話にもせず
歳行けど 道は半ばに 世をしのぶ われは何者 足引き歩む
われがまだ この世にありて 歌うなら 残す葉と葉の 数限れども
夏空の 半月ひとり 白くとも 夕日のあとは この地を照らせ
この住所は郵便には使えません。念の為。
Jun 12, 2023
Apr 25, 2023
Jan 01, 2023
年賀状 2023 令和5年 賀詞
去る年はこころを振るう悪寒にてどれほどの路(ミチ)誰ぞ示しうる
冬の世にわれが煩うかの国のひとが耐えるはなほ哀れとぞ
細雪虚しいまでの細き夢なぜに与えずこの世界はと
いく春ものぞみを誓うひとびとを我が身のことと思うがひと
ひと夜とてひととひととが結び合う言葉を交わす夢は波打つ
Jan 01, 2022
年賀状 2022 令和4年 賀詞
2021災厄の歳を振り返り
世は荒(ス)さめ窓辺に在れば果無げに僅かなれとも灯り灯さん
パンデミック思いを斫(ハツ)る日々のことひとは康くと永く語りし
冴ゆ春の時節は続く言の葉の街に溢れる謎の多きに
かの年は、多くのひとが去り
風花と身の内にはヒトがいて過ぎし日の声絶えて乏しき
Apr 16, 2021
Sep 28, 2020
ブログ再起動
現在、灰皿町では大幅な改訂が進行中。このほおって置いたブログも再起動してみよう。本日、とある駐車場に生えていた花、名前は知らない。あえて逆光撮影。
ー花の形からするとマメ科に見えるが。ー
May 14, 2012
Vine Linux 6.xにAudacity 2.0.0をコンパイルして、インストール
詩を書いているひとに、インターネットは大きな貢献をしている。商業詩誌が不足するうえ、経済的にも多額の費用が必要な紙媒体のなかにあって、小説などと比べても転送する分量が少なく、表示も簡略な「詩」というものはきわめてネットに適応している。だから詩の世界で、どんどんパソコンに詳しいひとが出てくることにもなる。
私はといえば、最近は現代詩の朗読とホームページに音声ファイルを載せるのに取り組んでいて、どうしてもこんな音声編集ソフトが必要になってきた。
テスト版だった Audacity 2.0.0 が完成されてきたらしく、Vine Linux に入れてみた。ここんとこ何度か、普通の tarball でやってみたが、「ライブラリ」の不足でうまくいかない。それで今回は、フルソースの tarball をダウンロードしてやってみるとうまく行った。
http://audacity.sourceforge.net/download/source
Audacity は付属するものが多いそうで、本来は Linux の各ディストリビューションで正式に検証して、インストールするものらしい。自己責任の部分が多いということだが、一応 Vine Linux 6.1alpha1 でテスト、それから常用しているシステムにインストールした。
Vine Linux 6.x に入っている 古いバージョンの Audacity を Synaptic で「完全削除」。さらにコンパイル・インストールの作業が必要になる。
$ tar jxfv audacity-fullsrc-2.0.0.tar.bz2
$ cd audacity-src-2.0.0
# ./configure && make ---ここで20数分かかる。---
# make install
alsa がうまく出て、audacity を出力とマイク、ソフトのデバイスごとに設定。とても録音・再生、ファイル変換などがスムーズにできるようになった。
2012.07.07追記、リクエストした結果、Project Vine で対応してくれた。現在は Vine Plus で提供されている。まもなくリリースされる Vine Linux 6.1 くらいから、ディストリ版を利用すると良いだろう。
※なお良いソフトではあるが、管理していくのが難しそうで、特にパソコンに自信のないひとは、録音用の機器を使って音声ファイルを作り、ポッドキャスティングのできるブログを使うか、パソコンに詳しいひとにアップロードしてもらうこともできる。また音声ファイルは容量が大きく、サーバー使用料が多く発生してしまうかも知れないので注意が必要。
May 04, 2012
VineSeed環境を構築 -GA-D525TUD の画面表示を確認する。-
Mar 30, 2012に書いた「Vine Linux 6.1alpha1 バグリポート -GA-D525TUD で画面を出す。-」
の件につき、先日この問題の原因になっていると思われるビデオ・ドライバ xorg-x11-drv-intel の更新が、Vine Linux の開発版、VineSeed であった。
現在次世代のメジャー・リリース、vl7 のパッケージ群の開発が進んでいる。不安定ではあるが、最新版が確認できたりもするので、今回思い切って VineSeed 環境を構築してみた。(当面、i686のみ。)
最新の安定板 Vine Linux 6.0 を、GA-D525TUD に接続しているハードディスクの別のパーテションにインストール、apt のリポジトリを VineSeed に入れ替えて、アップデート・アップグレードを繰り返す。
大変手間と時間のかかる作業だったが、結果的には
/etc/X11/xorg.conf.dist にある Driver が "intel" のままで画面が表示できている。(まだ /etc/X11/xorg.conf は生成していない。)
$ rpm -q xorg-x11-drv-intel
xorg-x11-drv-intel-2.19.0-1vl7.i686
本来のもくろみは、intel CPU 新アーキテクチャへの対応だったみたいだが、ここでも効果があったということだろう。
しかしデスクトップの Gnome 画面、"Gnome 3" はダメで、以前のバージョンで VineSeed が表示されている。もろにドライバかハードの問題であると、表示が出た。
2012-05-08 追記
xorg-x11-drv-intel-2.19.0-2vl7.i686
への更新があったが、正常に動作している。こういう開発状況がわかるのが、面白い。
Apr 24, 2012
ブラウザ・シェア
ホームページを作っていると表示の違いなどから、ときどき気になるのが、閲覧者がどれだけどの種類のブラウザを使っているかということ。それでいろいろと調べて見たが、最近の傾向は平均的に見て、インターネット・エクスプローラーが50パーセントをやや切る。
ファイアフォックス・クローム系が各々17パーセント前後。
サファリがその半分程度らしい。あとオペラ、その他となる。
この数値を見ると、
「このサイトは最新のインターネット・エクスプローラー、インターネット・エクスプローラーとサファリで表示確認をしています。」
、というサイトが多くあるが、これでよかったのは10年も前のネット状況であるように思われる。
特にクローム系統のブラウザがよく伸びている。この性格やプログラムのクセなどを研究しておく必要が出てきた。状況はどんどん難しくなってきている。
Mar 30, 2012
Vine Linux 6.1alpha1 バグリポート -GA-D525TUD で画面を出す。-
テスト版が出たので、さっそくGA-D525TUDの機械にインストールしてみた。32bit と 64bit 両方で、ブート後のログイン画面が出なかった。Vine Linux のメーリング・リスト(ML)にはじめて書き込みして、バグ報告をさせていただいた。http://bts.vinelinux.org/guest.cgi?project=VineLinux&action=view_report&id=1270
その際、詳細なご指導をもらい、/etc/X11/xorg.conf を退避させておくように書かれたのだが、メーリング・リストに投稿する前に、
# system-config-display
で、"Video Card”に "vesa”を選択。不完全ながら、画面を起動させてしまっていた。今後対応していただけたら、再度インストールしてみようと思っている。
またそのほうが、はじめてLinuxを使うひとのための検証にもなるだろう。こういう使い始めの躓きは、けっこう大きな痛みになる。私もこの同じ実験機の GA-D525TUD で、Debian Linux の前安定板が未対応だったみたいだが、インストール・ブート後に画面が出ず、大変慌てたのを覚えている。そのときの経験や知識が役に立った。
いろいろ試しているが、まだ既知のバグや今回報告されているもの以外は見つかっていない。Vine 6.x の以前からの問題はいくつか抱えているが、それらは別のソフトの問題ではないかとも思うので、まだ判別がつかないでいる。
Sep 13, 2011
Vine Linux 6 β4 をテスト
特に問題は生じていない。もうすぐRC版が出る。今回は早いようだ。
ログインのユーザー選択がEnterで入れるようになった。
私のマシーンではこんなところだろう。いまはアプリを入れて、動作確認をしているが、ほぼ問題がないし、さくさく動く。
難をいえば、「外観」でバーの色が濃くなっている。
前のが好きだったので、正規版が出たら調整しようと思っている。
Jun 26, 2011
Vine Linux 6 β1をインストール
本格的にベータ・リリース版の検証をしてみようと思う。現在作業中。当面、i686とx86_64版を(今回からi386はなくなった。)マルチブート用の予備パソコン、mini-ITX、GA-D525TUDのマザー機に入れてみて、Vine Linux 5.xのインストールと対称してみる。
GA-D525TUDはLinux OSには特殊な環境なので、よく変異がわかるはずだ。他方で逆を言えば、ここで書くことは、私の環境下でのみ再現可能かも知れない。
http://vinelinux.org/news/20110617.html
http://beta.vinelinux.org/
インストーラーは、グラフィカルでインストールできるようになった。若干配色が濃くなった程度で、大きな変化はない。途中Disk Druidを選択すると、立派に有効なswapパーテションを「機能していない。」(?)と言ってくるが、フォーマットすると文句を謂わない。インストール途中でハングアップすることもなくなった。
ログインのユーザー選択、Enterではダメ。クリック。Debian、Fedoraとは違うが、こういう選択なのだろうか?下のパネルバーがなくなる。上が狭い感じもする。
あとGpartedは、思うようにパーテションのサイズ変更ができなかった。どうしても余分のパーテションを、1Mibでも作ってしまう。作業上、マルチブートしている Vine 5.2 に戻って、パーテションをフォーマットした。元来GpartedはOSが違うと、見えないのに別のパーテションを作ってしまう傾向がある。こういうものなのかも知れない。
ext4が、フォーマット形式になっている。全体的に先進的なOSになった感がある。lm-sensorsは、64bitでも使えるようになった。
GA-D525TUDで一番問題だったサウンドも、とくにファイルを書き足すことなく、無事再生できた。こういうことも、段階をおってよくなっていくのだろう。前の日記のような面倒な点は全部なくなった。
以下、多分相当の日数をかけて徐々に検証していくことになりそうだ。いまのところ、大きな問題は感じない。慣れの問題もありそうだ。
Mar 24, 2011
GA-D525TUDのマザーに、Vine LinuxとDebian Linuxをマルチブート
はじめに「デジタル・デバイド」という言葉があって、あらゆる理由でIT・情報機器を利用できるかどうかで生み出された格差が、就労の機会の差異にまで及び、ついには貧富の格差を拡大してしまう社会問題がある。経済的なひとつの解決方法が、パソコンを自作してフリーソフトを利用することでもある。
有償OSであるWindowsが少数の専門家集団が責任をもって開発しているのに対して、Linuxは多くのプロのプログラマーたちが本職とは別にほぼボランティアで開発している無償のOSで、それを全世界では膨大な数の熱心なユーザーたちが使用者として評価している。こういった状況はかなり好都合なものであって、結果的にLinuxは猛烈ないきおいで、現在も進化・発展を続けている。さらにデイストリビューション(配布者)には、いくつもの開発者グループがあり、相互に影響しあってもいる。またほぼ無償のOSを配布して、メンテナンスで利益をあげるのをビジネスモデルにしている企業もあって、開発者グループを後押ししている場合もある。
またパソコン以外でも、無償で提供されているうえに改変が無制限に可能なために、携帯電話・テレビなど無数の家庭製品からスーパーコンピューターまで多方面に利用されている。プログラムとコマンドの習得にも、きわめて有利である。
パーツは古いパソコンから外しても良い。しかしマザーボード(パソコンの電子基盤)とCPUに関しては、妥当で安いのがMini-ITXのマザーである。そのうちでもCPUが電卓・電子手帳のように基盤に組み込まれているOnboardのもの、つまり組込型CPUを搭載したもの。低価格で満足の行くものが入手できる。そこでこのGA-D525TUD、現時点でIntelの最新CPUが搭載され、一番安価なDDR3-1333のメモリが使える。最近の情報を見ると、中古品でも出回っているようだ。
GA-D525TUDについて
問題は新しすぎて、まだLinuxのOSが対応していない。WindowsでもXPの場合は、インストール後にドライバの更新が必要になる。Linuxで使うには一工夫が必要である。このマザーボードではインストーラーの関係か、Vine Linux 5.xのグラフィカル・インストールができなかった。またWindows7では動作確認されてはいるものの、現実点のLinuxディストリビューションではサウンドが一般的に機能しない。さらにVine Linuxのメーリング・リストで指摘されているとおり、一部のMini-ITXの機器ではVine Linux 5.2がインストール途中にハングアップしてしまい、5.1をインストールしてからアップグレードする回避策が提唱されている。
そこでここでは、私のやったインストール作業を一般的に説明しておく。あくまで現時点でのひとつの事例である。また縷々参照、参考にしたサイトは内外とも多く、そのサイト名・お名前は特に挙げないが、多数である。各執筆者には感謝申し上げる。
マルチブートの準備とパーテション計画
またLinuxは上記の理由から、開発者とユーザーの指向が強く、事情によっていくつかのOSを使い分けるほうが良い。そして費用も無料である。Debian Linuxとのマルチブート環境で、デフォルトにはVineを予定していた。あらかじめPuppy LinuxやknoppixといったLive OSの、Gpartedなどのツールを使って、パーテションを切り、両方のOSインストール用のパーテションともext3でフォーマットしておく。実際パーテションの構成は、あとからの変更は不可能ではないものの制限されるので、パーテション計画をしっかり立てておく必要がある。収容するデータ容量も考えて、OSごとに20GBから50GBの予備の論理領域をいくつか拡張パーテション内に作っておいた。実際とは違うが説明の都合上で、以下ではVine用がsda1。swap領域のみ、メモリの倍数くらい作っておいた。それをsda2にしたとする。Debian用はsda3とした。
パーテションの切り方を説明すると、基本パーテションは4つまで。そのうちひとつが拡張パーテションに指定でき、そのなかを数多くの論理領域に区分できる。理論的にはいくつでもできるが、私の場合一般にOSの認識できる範囲で8個くらいまでにした。Linuxは論理領域から起動できるので、拡張パーテション。その他はWindowsのCドライブ用にNTFS、残りふたつはストレージにしてFat32でフォーマットしておいた。Windowsのインストールでは、MBRを上書きしてしまうという既存の問題のほかに、新しいソフトも出てきている。現在確認中。今回はやっていない。
Vine Linux 5.1をデフォルトでインストール・USBメモリの使用
まずVine Linux 5.1 x86_64をダウンロードして、パーテションにテキスト・インストールした。最近は大きな容量の入るUSBメモリでDVD版を入れている。こうすると、光学ドライブも必要なくなる。Vineの場合もともとハイブリッド・イメージになっており、boot.imgなどが必要なく、ddコマンドなどでコピーしている。たとえばダウンロードにisoファイルがある場合、USBメモリをsdXとすると、
# dd if=ダウンロード/Vine51-x86_64-DVD.iso of=/dev/sdX
(既存のデータは消去される。)
BIOS起動画面、Boot MenuでF12、USB-HDDを選択、インストーラーを起動する。(このGA-D525TUD以外のマザーでは、あるいはBIOS設定で起動順位を変更する。)
他のLinuxでも経験したことだが、テキストモードの場合、キーボードが完全に動作しないこともある。ルート・パスワードの設定は、アルファベット数文字程度の簡単なものにしておく。sda1にインストール、Disk Druidを用い、手動で選択して編集、マウントポイントを/、(ルート)に設定する。swapは、sda2に設定。ここは慣れないと大変難しく、ヘルプやVine Linuxのドキュメントを見つつ、慎重にやる。しっかりパーテショニングを確認して、納得いくまで何回でもやり直す。
インストール後にグラフィカルモードと同等にするには、少し面倒な作業が必要。まず、ログインは、
root と入力、
password: インストール時のパスワード
# passwd でルート・パスワードの設定。
英語の支持にしたがって、新しいパスワードを設定。2回、打つ。
(一般に変更は必須ではないが、より複雑なパスワードが望ましい。)
それから一般ユーザーを設定する。
グループ名・ローカルユーザー名を同じにする場合、たとえば"abcdefg"の場合、
# groupadd abcdefg
# useradd -g abcdefg abcdefg
# passwd abcdefg
英語の支持にしたがって、ローカルユーザーのパスワードを設定。ここはまた2回、打つ。
これで一般ユーザー設定が終わる。ユーザー名・パスワードを記録。再起動。
# reboot
本来はrootでログインするのは危険である。今度は一般ユーザー名・パスワードでログインする。
$ startx
で画面を起動。アプリケーション・アクセサリーで、「端末」を開く。再びルートにして、
5.1から5.2にアップグレード、再起動。
# apt-get update
# apt-get upgrade
# apt-get dist-upgrade
# reboot
ログイン画面の設定。/etc/inittab の"id:3:initdefault:"をエディタで"id:5:initdefault:"にする。私は、普段はgeanyとかmeldを使う。(エディタは自分の得意なのでよい。管理者でやる。以下は、同様。)
# apt-get install geany
# geany /etc/inittab
で該当部分を修正、保存・終了。
次にサウンドの設定
であるが、
/etc/modprob.d/にalsa-base.confをエディタで新規作成したものを、たとえばダウンロード/ に作成、コピーする。(引用はもともと存在するalsa-base.confを書き換えるのだが、無い場合は新規に作ればよいと思ってやってみたらうまく行った。Fedoraなど、Redhut系は新規に作る必要がありそう。あとopenSUSE11.3でも作った。−現在は11.4で、必要かどうかは未確認。−)
*利用させていただいた情報は、本来Ubuntu用のものだが、
http://ideanet.be/wiki/Gigabyte_GA-D525TUD
$でも#でも cd ダウンロード/
で移動、rootになって、
# geany で下記を打ち込み、alsa-base.conf名で保存・終了。
# add to get the sound playing for GA-D525TUD
options snd-hda-intel model=generic
"#" 以下は自分で作成したことの記録で、なんでもよい。ダウンロード/におくのも、ほかのインストールしたRPMパッケージと同じで、記録のため。このあたりはどうでもよい。次行のoptions以下が有効な部分。次のディレクトリにコピー。
# cp alsa-base.conf /etc/modprobe.d/
再起動が必要。
# reboot
Vine Linuxの場合、64bitのフラッシュをAdobe Labsからもらって、解凍・pluginsにコピーする必要はなく、「システム」・「アプリケーションの追加と削除」で追加するか、
# apt-get install install-assist-flash-plugin
で済む。任意のサイトで音が鳴るか、確認する。
注意。サウンドの設定は現時点でとりあえずのものと考えたほうがよいかも知れない。開発者がいずれ対応してくれるとも思うのではあるが、そのときは不要、あるいはアップデート・アップグレードの障害になるかも知れない。
マルチブート、チェーンローダーの設定
ブートローダーの設定であるが、
# geany /boot/grub/menu.lst
を編集、最後を次のようにする。(あるいはインストール時に、あらかじめ追加・編集しておくこともできる。)
title Debian Linux
rootnoverify (hd0,2)
chainloader +1
sda1が(hd0,0)なのでこの場合sda3にDebianを入れるつもりなら、(hd0,2)のパーテションになる。Linuxを追加した場合は、同じように書き足していく。注意点は、grubと普通のOSのパーテションの記入方法が異なること。このmenu.lstでは、たとえハードディスクがふたつあって、sdb上にLinuxのOSをインストールした場合であっても、(hd0)になる。(hd1)ではない。パーテションはOSのデバイスの記法が"sda3"が"hd0,3"でも、(hd0,2)になる。
同じRedhut系でもFedora14では、/boot/grub/grub.confを編集する。
Debian 6.0をインストール
次にdebian-6.0.0-amd64-netinstをインストールする。
(Debianの前の5.0では、インストール後に画面が出ない。)
パーテション設定はVineとやることは同じで、少し手動でやる方法が異なる。sda3を選択、ルートをマウントポイントに選択、sda2にswap領域を設定・編集してインストール開始。
インストールの最後にMBRをインストールするかきいてくるので、インストールしないようにする。インストーラーの指定の仕方(重要!よく読む。)にしたがって、パーテションの最初の領域(PBR)にブートローダーを入れる。非常に悩ましい話であるが、うえの/grub/Menu.lstと同じ記入方法ではない。わかりにくいので、変更してもらいたいところ。私のやったときには、sda3は(hd0,3)になった。ここを間違うとどうにもならなくなるので、十分注意する。
ほかにもシステムがある場合、検知した時間を日本時間にするかきいてくる。世界時間UTCにはしないようにする。(Vineは、地方時間が標準。間違うと、マルチブートを切り替えるたびに修正することになる。)
サウンドの設定も、Debianの場合は、/etc/modprob.d/alsa-base.confがはじめから存在するので、エディタで開いて書き足す。
既述のようにAdobe labsから、試験版ではあるが、Adobe Flash Player "Square"のうち"Download plug-in for 64-bit Linux"をダウンロード、ダウンロード/に移動後、
http://labs.adobe.com/downloads/flashplayer10_square.html
# tar xvzf flashplayer10_2_p3_64bit_linux_111710.tar.gz
# cp libflashplayer.so /usr/lib/mozilla/plugins/
サウンドを確認する。
なおDebianのブートローダーの設定は、
# update-grub
で自動的に他のシステムを検出・設定できるが、Debianがあとからインストールされたので、もう設定済みのはず。以後OSを追加インストールして、マルチブートを追加するときには必要になる。
Nov 23, 2010
Micro_SDカードリードライタの利用。Vine Linux バージョンアップへの対応。
古いパソコンなど、もうCPUやメモリ容量の関係で動作が遅くなっている場合には、Linuxを入れて動作させるとよいかも知れない。
(ただしWindows用のアプリケーションに代換できるソフトは限定されているし、特にプリンタなどの動作には制約がある。またコマンドラインを知っていないといけない。)
それでWindowsでいうOSアップデートの一部は、Linuxの場合、いままでのOSに上書きインストールするバージョンアップによる場合がある。また半年単位で、OS自体がバージョンアップすることもある。したがって簡単に新バージョンをダウンロードしたisoイメージを、別の媒体に書き込んで、パソコンにインストールする手段と方法が必要になる。サイズの大きさとCDに焼きこむ手間を考えると、USBメモリが最適だ。値段も最近は極端に安くなってきた。写真はSDカードリーダーとMicro_SDカードで作るUSBメモリ。
近くVine Linuxのバージョンアップがあり、メモリへの書き込み方法をいくつか試した。一番手軽だったのは、これ、usb-image writer。画像はVine版。試しに実行、anacondaが起動するところまで確認した。うまく行った。今後は標準のインストール方式にしたい。
問題はSDカードリーダーのブートプライオリティの設定が、私のパソコンのマザーボードの場合、バイオスでブートを一時設定できないことで、それで苦心した。こういうデバイスの設定が一時設定のプログラムにはないのか?、検出されたデバイスのブートプライオリティを順次上げて、CMOSにロードしないといけない。
VineではこれからUSBメモリのライブ版も出るので、インストールとデータ移動用、Vine Linuxのライブ版とふたつ、もう一枚のMicroSDと差し替えて利用しようと思っている。もちろんミスをした場合などのために、上書き・再インストール用のCDも焼いておいてもよい。
このUSBメモリやカードリードライタのSDカードを差し替える方法だと、一種のマルチブートで、Windowsを残したまま、簡易にLinuxの多種多様なOSを体験・利用することもできるだろう。とくに後者は、安価。通信の重いインターネット閲覧などは、Linuxで済ませるなどの利用方法もある。オフラインの作業は、Windows。
参考、 パピーリナックス。