Feb 03, 2009
讃美歌
娘の結婚式で、思い出したのは父の告別式だった。教会で歌った賛美歌。
「いつくしみ深き 友なるイエスは
罪とが憂いを とり去りたもう。
こころの嘆きを 包まず述べて
などかはおろさぬ、負える重荷を。」
ふだん、教会とは縁のないわたしが父と永遠の別れをする時に
覚えた歌。
この歌を口にした途端、いろいろなことが、瞬時に
頭の中を駆け巡り始め、突然に涙がこぼれそうになった。
「ここで泣いたら、想いが溢れてとまらなくなる」
そう、あまりにも多くのことがあったから。。。
なるべく考えないようにした。
頭の中を空白にしようとがんばり、涙をせきとめた。
泣き虫のわたしを娘は心配していたに違いない。
笑顔で祝福してあげたかった。
もちろん、二人が計画した身内だけの結婚式&食事会には、
涙を誘うような演出もまったくなく、それは安心だった。
わたしは「花嫁の母」らしからぬフワフワドレスを着て、
参列者と間違われるし、娘たちとニコニコ写真を撮れば、
「三姉妹に見えるわよ」とおだてられて単純に喜んでいた。
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いつくしみ深き
讃美歌312番ですね。
すみれこさんとシチュエーションは違いますが、私も去年、
甥の結婚式に出ていて、クリスチャンだった亡くなった父の
告別式を思い出していました。
キリスト教形式の冠婚葬祭で歌われることの多い讃美歌ですね。
いろいろおありだったようですが、押し包まれた涙を笑顔に
転化して臨まれたということですね。
Posted by Jim at 2009/02/14 (Sat) 00:50:02
はい・・・。
祖父を慕っていた娘は、その命日の前日に
挙式しました。
「おじいちゃんはきっとそばにいる」だから、
笑顔で楽しく家族で集う、ということを
考えていたようです。
Posted by すみれこ at 2009/02/16 (Mon) 22:32:03
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