Dec 24, 2007
冬の日の出来事
いつの間にか灰皿町に雪が降ったらしい。公園には雪だるまもある。わたしのパソコンはまだ帰ってこないので、今日は仕事先の休憩時間にパソコンを拝借している。
先日、お隣の家の前に救急車がやってきて、次に消防車が到着した。
お隣にはわたしの母親より少し年長のおばあさんがひとりで暮らしている。母は俄かに落ち着かなくなり窓から様子を伺っていたので、「外に出て見てきたら?」と言ったら「イヤなのよ、顔がテカテカしてるから今・・・」という。「わたしだってまだ眉毛かいてないわ」と言いつつ結局、親娘そろって(おばさんとおばあさんで)玄関先に出てみた。そのわたしたち二人の前を消防車も救急車も出発して行ったので、真相はわからないままだった。(ヘルパーさんも無言で自転車で帰って行った)
翌々日、お知らせが届いた。一人暮らしだったおばあさんは亡くなってしまった。母はショックを受けている。わたしは一人でお通夜に出かけた。遠く離れて暮らす家族。小さい頃によく遊んでいた幼馴染みと再会した。わたしはもちろんすぐにわかったけれど、相手はわたしが誰だかわからず名前を言って驚かれた。
それくらい長い歳月が流れたのだ。
雪になるのではないかと思うくらい、冷たい雨の降る夜だった。
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