Oct 22, 2007
気分転換
「映画にいこうよ」と誘ってくれた知人がいた。わたしの状況を知りながら、わたしを元気づけるために。
本当にすべてを忘れてスクリーンに見入った。
「ミス・ポター」
知り合って間もない人なのになぜか「気が合う」とひらめくものがあり、彼女が選んだ映画はまさしくわたしが観たいもののひとつだった。
わたしも彼女も二つの仕事をしていてなかなか忙しい。
ただしわたしは経済的理由で、。彼女は選ばれて公務もしている。
でも、ふたり一緒に行ける日は案外すんなり決まった。
この映画を観て、自費出版からスタートしたピーターラビットにはこうした背景があったのかと、初めて知った。
ミス・ポターを演じたレニー・ゼルウィガーが可愛らしく知的で意思のつよい女性にぴったり。
そして、ウサギをはじめ、おなじみのキャラクターたちが生命を与えられたように画面でササッと動くのも魅力だった。
動物が好き、絵本が好き、というところから始まってたまに仕事の悩みを話すようになり、ひどい肩こりや頭痛の話で盛り上がったわたしたち。
一見、オトナシイが、実はけっこう活動している、と共通点もチラリ。
そして優柔不断なわたしには「決定」してくれる彼女は有難い。
映画を観て、お茶を飲んで、、、。
短いけれど、たのしい時間だった。
洋服を選ぶ(公務に着るスーツらしい)彼女と別れてわたしは娘の病院へと急いだ。
空いっぱいに秋だった。
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