Aug 17, 2007
芥川賞受賞作「アサッテの人」
今回の芥川賞受賞作「アサッテの人」が文藝春秋誌に掲載されている。そこには選考委員のコメントも掲載されている。推薦しているのは、小川洋子、池澤夏樹、山田詠美など。推薦に値しないといっているのが、石原慎太郎、村上龍、宮本輝。詩人なら、言葉の実験みたいな作風にプラスの評価をするだろうか?ぼくは、言葉の実験にこだわるタイプだと自分では思うが、ぼくが選考委員だったら、「アサッテの人」は推さないと思う。文学作品の評価はむずかしい。しかし、満場一致ではないというのも、文学作品の評価らしくていいかもしれない。要は、さまざまな意見が交換されるところに文学の意識が活性化される意義があるといえるのではないだろうか?詩についても活発な意見が交わされることを望みたいものだ。
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