Jul 29, 2024

広場に戻る

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翌朝、ジャンのバービーハウスに泊まった
アイスとマークは、倉庫の鏡の扉から
魔術劇場に戻ることにした。
広場にトマトを届けるため、
ナタリーも一緒に行くことになった。

明るいと、
庭のジオラマ村がよく見えるね。


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よくこんなに作ったなあ。


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ジャンとマークが話している。

ずっと君と同じタイプのフィギアが欲しかったけど、
精霊の君に会えたから大満足。
すごく驚きの体験だったよ。

僕も自分とそっくりのフィギアが
あんな物語の主人公になっていたなんて
なんだか不思議な気分ですよ。
一晩お世話になりました。
今度はぜひ私の家にも遊びにきてください。


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3人がジャンの家の倉庫から
黒いドアを使って魔術劇場に移動すると、
カーミラが遅い朝食を食べていた。

二人とも朝帰りなのね。
と言われている。


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ゆうべは遅くなったので
郊外のジャンの家に
泊めてもらったんです。
フミコの様子はどうです。

まだ起きてこないところを見ると、
ぐっすり眠っているんじゃないかしら。


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その時、
魔術劇場の部屋の整頓や管理を
メルティと二人で任されているデュアンが、
鏡の扉から現れた。


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大変です。
フミコさんが起きてこないので、
ちょっと彼女の寝室に様子を見にいってみたら、
ぐっすりお休みのようでしたが、
部屋の隅に見慣れない観葉植物が。
と思ってよく見ると、
なんとその植物には手足と顔があって、
私を見ると忽然と姿を消したんです。


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ああ、それきっとグリーンマンよ。
グリーンマンはフミコの可愛がっている生き物で、
アフリカからついてきたんだわ。
結構ひとみしりのようなの。

魔術劇場の中の各部屋は、
それぞれが魔法陣の上にあって、
魔術で生みだされた異世界のようなもの。
特別な呪文を唱えないと出入りできないはずだけど。
とカーミラが言った。

グリーンマンは古代の呪法を授かっているから。
きっとフミコのことを強く思い浮かべると、
呪文になる言葉が脳裏に浮かんで、
心中で唱えるとフミコのそばに移動できるのよ。

そんなのありなの。
とカーミラが言った。


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アイスとマークは広場に出てきた。


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ひと足さきに広場に来ていたナタリーは、
農産物直販店にトマトを搬入していた。

美味しそうなトマトだね。
食べごろなのを選んできたのよ。
今晩は冷やし中華だね。
などと話している。


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アイスは、
佳奈に出会った。

これアイスじゃなくてソフトです。
と佳奈に思いつきのジョークを言われている。


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ベーカリーのテーブル席では
みんなソフトクリームを食べていた。


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ルビーとレイチェルが話している。

あれエスプレッソマシンでしょ。
サラに頼まれて、
私がソフトクリームメーカーに改造したのよ。
サラがみんなにも使ってもらってって。



解説)
続きます。
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