Jun 24, 2024
地下室の秘密
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240624202553.files/a1.jpg)
谷の集落の遺跡に残った
佳奈とアイスとマークは、
早速昨夜見つけた
地下室に降りていくことにした。
ここが何かのはずみで開いたのよ。
と佳奈がマークに言っている。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240624202553.files/a2.jpg)
3人は地下の部屋に到着した。
昨日と変わっていないわね。
この部屋への降り口は一つだから、
グリーンマンが来たらすぐわかるわ。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240624202553.files/a3.jpg)
アイス先輩、突然ですけど、
私が潜って調べてきていいですか。
と佳奈が言った。
うーん、折角冒険できると思ったのに。
でも佳奈はCGになりたて。
いいわよ。何事も経験しなくちゃね。
でも先輩って呼ぶのはやめて。
じゃあ、ボスとか尊師とか。
それならいいかも。
あ冗談よ。アイスでいいからね。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240624202553.files/a4.jpg)
佳奈は早速階段の隅に行って、
水着に着替えて来た。
私急いで準備したので
学生の時に使ってた
スクール水着しか持って来てなくて。
水着はなんでもいいのよ。
学生時代素潜りは得意だったんです。
マイヨールに迫ると言われてて。
じゃ100メートル近くはいけるのね。
いえそんなには。
じゃあ、行きます。
あ、飛び込むのはそっちじゃなくて、
この手前の枠の中の方。
そっちは底が見えているでしょう。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240624202553.files/a6.jpg)
ここなんですね。
では、改めて。
気をつけてね。
と言われている。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240624202553.files/a7.jpg)
佳奈は潜ってみた。
井戸の中のような狭い空間を抜けると、
なんとそこは想像を絶する
広がりを持った水中世界だった。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240624202553.files/a8.jpg)
佳奈は戻ってきた。
ぷふーと息を吐いている。
やはりアイスの言ってた通り、
すごく広くて、
石の階段がずっと下の方まで続いていました。
もっと先まで行きたかったんですが、
とても息が続かなくて。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240624202553.files/a9.jpg)
やっぱりね。
こうなったらあとは任せて。
とアイスが言って上着を脱ぎ始めた。
![a91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240624202553.files/a91.jpg)
アイスはリュックのカバーを開けると、
中から機材を取り出している。
それ、何でしょう。
あ、ケルベロスの。
![a92](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240624202553.files/a92.jpg)
佳奈も重装備の新人研修で使ったでしょう。
有毒ガスの発生する地域に備えて持って来てたの。
それ本部の整備部から借りて来たんですか。
長年やってると、こういうのも溜まってくるのよ。
けっこう怖い顔のマスクだね。
とマークが言っている。
セットだから仕方がないのよ。
![a93](/~shimirin/blog/kirita/entries//20240624202553.files/a93.jpg)
やっと冒険ができる。
来た甲斐があったわ。
と言いながら、アイスは水中に
飛び込んで行った。
CGって、どういう組織なの?
私も入ったばかりで詳しくは。
などと話している。
解説)
続きます。
Edit this entry...
wikieditish message: Ready to edit this entry.
A quick preview will be rendered here when you click "Preview" button.