Jun 08, 2024
ベースキャンプへ
この小さな集落には、
住居がそれぞれ、
そこそこの距離を隔てて
点在している。
目指すのは、
この地域に詳しいクラウド博士の家。
ラッセルとブラッドは、
前回、博士と協力して遺跡の調査を行った。
今回も、博士の家を拠点にしながら、
調査に出かける予定なのだった。
えっとどこだったかな。
ああこの道この道、
とラッセルが言っている。
ああ、ここだここだ。
こんにちわー。
ラッセルですけど、
クラウドさんご在宅ですか。
あ、ラッセル。
それにブラッドも。
クラウドがお待ちかねよ。
おや他にもお連れがいるのね。
ラッセルがアイスと佳奈を
紹介していると、クラウドがやってきた。
おお、ラッセル、
はるばるよくきたね。
おや、初めての人も。僕にも紹介してよ。
そうかそうか。
僕はクラウド。こちらはリン。
遺跡調査の相棒だよ。
一行はリュックを下ろして懇談している。
ここは世界から隔絶された
別天地みたいなところですね。
コンビニがないから不便だけど、
まあ、住めば都だよ。
ふつう飲めば都ともいうが。
あ、リンさんは?
マークを呼びに行ったよ。
彼も会いたがっていたから。
マークって誰です?
この集落のリーダーなんだ。
アイスたちはそれぞれ、
個室を割り当ててもらった。
シャワーも使えるっていうし、
快適すぎて言うことなしね。
夕食何かなあ。
解説)
続きます。
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