Sep 19, 2023
歓迎会の翌朝
デジャで鷲尾翠が
コーヒーを飲んでいる。
昨夜は盛況だったみたいね。
とヴィヴィアンが言った。
明け方まで呑んでいたのは、
覚えているけど。
私寝ちゃったらしい。
ガラス戸越しに
大道芸人たちの歌声が聴こえてくる。
朝の広場には、
境界警備隊のバギーが停車して、
それなりに賑わっていた。
レイブンとコフィは、
「一角犬の歌」に聴き入っている。
いつもネットで聴いてるけど、
やっぱり生は違うねえ。
などと言っている。
最近、郊外で変わったことはないの?
バービーハウスに新しい住人が
増えたとは聞いてるけど、
警備隊とは管轄が違うからね。
境界近辺は特に異常なし。
帰っても暇だけど、一応本部で
待機することになってるから。
などとルビーとイメルダが話している。
マンゴー亭では、
ハーレーが写真家のボニーと再会していた。
二人はオートバイ繋がりで、
古くからの友人なのだった。
お冷お代わりください。
とアイスが言っている。
僕も今年の3月末に、十数年ぶりにこの町に
帰ってきたばかりなんだ。町の変わりようには驚くね。
バイクには相変わらず乗ってるの?
この町にはエリスやキサラと言ったマニアもいるし、
モトクロスで知り合った友人のトムもいる。
またいつかみんなで走ろうよ。
しばらくして、
イメルダ、レイブン、コフィを乗せた、
境界警備隊のバギーは広場を発進していった。
解説)
とくに何も起きない
歓迎会の翌朝の情景でした。
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