Jul 21, 2023
夜の出来事 そのさん
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ルビーもリボルバーを手にして
身構えている。
あれが魔王?
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世界征服?
私がお前に従うだと?
そんな約束を交わしたことがあったかな。
私は長い間封印されていた。
それは、その封印を解くための方便だよ。
いつかお前のような野望の持ち主が現れて、
伝承の秘密を解くことを望んでのことだ。
話している間に
魔王の体は次第に巨大になっていった。
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それはあんまりだ。
私たちは先祖代々、
中世の騎士団の頃から、
伝承を信じて、あなたを探索していたのです。
とローズが叫んだ。
![b4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230721202222.files/b4.jpg)
私の望みは自由を手に入れること。
世界征服などしてもしなくても、
お前たちの文明は近いうちに滅びていくだろう。
だが封印を解いてくれた礼に、
一つだけ願いを叶えてやろう。
とりあえずはCGへの復讐だったな。
![b5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230721202222.files/b5.jpg)
ふいに衝撃波のようなものが襲って、
アイスは軽く飛ばされて
尻餅をついてしまった。
![b6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230721202222.files/b6.jpg)
なんだ、さっきから頭上に
鬱陶しいコウモリが飛んでいるな。
ここには悪魔でもいるのか。
![b7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230721202222.files/b7.jpg)
それがいるのよね。
と言いながらヴィヴィアンが
現れた。
![b8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230721202222.files/b8.jpg)
さっきから話を聞いてると、
あなた封印されてたって言ったわね。
だったら私が、
また封印して差し上げるわ。
なんだお前は。
![b9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230721202222.files/b9.jpg)
見たところ娘っ子じゃないか。
私を封じることができるのは、
この世界で太古の神々と呼ばれるものだけ。
そんなことも知らないのか。
一旦縮小していたメイヴの姿は
再び巨大化を始めた。
しかし思うようにいかないようだ。
![b91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230721202222.files/b91.jpg)
その時、ヴィヴィアンの姿も
本来の悪魔の姿に変身した。
ヴィヴィアンはしきりに呪文を唱えている。
![b92](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230721202222.files/b92.jpg)
なんてことなの。
この町には悪魔もいたなんて。
世界征服は、魔王メイヴじゃなくて、
魂と引き換えにあの悪魔に頼めばよかったかも。
あ、そんなこと考えてる場合じゃなかった。
今のうちに。
解説)
続きます。
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