Apr 21, 2023
メルティの夢の部屋 そのさん
夢を乗っ取るだなんて人聞きの悪い。
そんな気は毛頭ありませんよ。
もっとも、私も、百猫の王といえども、
所詮は異世界を旅する夢食い。
全ては夢見る人の決めることです。
サルバドールは、
メルティの方を振り向いて言った。
お嬢さん、私がここに住めば、
あなたは独創的なインスピレーション得て、
優れた芸術家になることも可能なのです。
芸術家って。
サルバドールさん。また誤解があるようね。
私は病気でずっと眠っているの。
この夢の世界でしか目覚めていられない。
だから目覚めた世界で
夢のヒントを元に何かを表現して
芸術家になるなんて不可能なことなのよ。
なるほど。そんなご事情がおありだったのですね。
しかしそれならなおのこと、
この夢の世界を思い通りに変えてみませんか。
そんな世界に行ってみたいと思いませんかー。
ララーラー♪
サルバドールの体は
さらに高みに浮き上がった。
そういうのを乗っ取りと言うんだろう。
とシュレディンガーが叫んだ。
テキサスレンジャーは銃を構えているが、
サルバドールの奇妙な歌声のせいで、
体が動かないのに気がついた。
これは。
シュレディンガーは
その様子を見てとると、
一声大きく咆哮した。
あララー。
あたりに激しい衝撃波が伝わって
サルバドールは地上に落ちてきた。
猫たちが
必死に取り押さえようとしている。
しかし、それを振り切った
サルバドールは立ち上がり、
らラーラー!と叫んだ。
激しい衝撃波が発生して
器物が飛び交っている。
解説)
よくわからない戦いです。
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