Apr 10, 2023
そのまた続き
ボニーがドライブから
帰ってきたようだ。
楽しかった?
うん。自然の景色は変わっていないね。
またこの町で暮らしたくなっちゃったよ。
絵画の前には
猫が集まってきていた。
シュレディンガーさんと
勘違いしてるのかな。
このスフィンクスのテーマは、
クノップフが傾倒していた
ギュスターヴ・モローの影響だって言われてるの。
モローには、
「オイディプスとスフィンクス」
っていう素晴らしい作品があってね。
マンスフィールドさん。
もしできたら、この絵、
お借りできないかしら。
私の部屋に飾りたいの。
いいわよ。
大事にしてくれるなら
差し上げるわ。
複製の縮小版だし、
絵の右の部分の尻尾のところが随分切れてるから、
ドルフィンの倉庫に預けっぱなしだったの。
お蔵入りさせとくより、その方が世のためね。
やったー。
言ってみるもんだなあ、とメルティは
喜んでいる。
何箇所かに通話していたジルは、
最後にギルダに連絡をして話し終えた。
これから、空いているバービーハウスに
案内しますよ。
と言っている。
二棟並んでいる、
バービーハウスを用意してくれるって。
これから見に行って、
気に入ったら暮らしてみるつもりだけど、
君はどうする?
久しぶりに郊外を走ったら、
すっかり懐かしくなっちゃって、
僕も住める場所があれば。
そこにギルダの運転する
キューベルワーゲンが走り込んできた。
解説)
今回も時の流れのままに。
Edit this entry...
wikieditish message: Ready to edit this entry.
A quick preview will be rendered here when you click "Preview" button.