Jan 14, 2023
会話のはじまり
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約束の時間になったので
バグたちは魔術劇場の前にいった。
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お待ちしておりました。
とエヴァに言われている。
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急な話だったので、
マンゴー亭から飲茶を
取り寄せちゃった。
ここの肉まんすごく美味しいわよ。
とヴィヴィアンが言った。
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あ、紹介するわね。
隣にいるのがマーリン。
私の実の父です。
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その隣にいるのがハリー。
私の養父で、超常現象の研究家だけど、
今や世界中を巡回してる魔術劇場の
魔法使いとしての方が有名ね。
二人は口々に
どうぞよろしくと言った。
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管理局に勤める
バグと伊良未来です。
私のことはミラと呼んでください。
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管理局って
ひそこから聞いてるけど、
いつも要領を得ないで、
どういう組織なのか今ひとつわからない。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230114202358.files/a8.jpg)
主に魔術や特に異世界間に生じる問題を
管理している組織です。
本部はこの世界では「迷いの森」と
呼ばれている地域にあって、
私たちもそこから
引っ越して来ましたが、
正確には私たちはまた別の世界の住人で、
うえからの委託をうけて
この仕事をしているだけなんです。
だから組織の全体像は
私たちにもわからない。
派遣コウモリのひそこが知らないのは当然ね。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230114202358.files/a9.jpg)
異世界を生じさせる魔術について
管理するということですかな。
先頃、一つ作ったばかりですが。
![a91](/~shimirin/blog/kirita/entries//20230114202358.files/a91.jpg)
やはりあれがそうでしたか。
どんな世界も泡のように生まれて
消えていきます。
異世界が生まれること自体について、
私たちは関与しません。
事情はさまざまで、
起こるべくして起こることも多い。
ただその結果生じる変化について、
少しだけ慎重になってほしいというのが、
管理局の意向で、そのために、
注意を促すというのが私たちの仕事なのです。
扉が開かれると、向こうから、
やってくるものは選べないですからね。
あ、この肉まん美味しいですね。
とミラが言った。
解説)
会話は続いているようです。
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