Jan 14, 2023
会話のはじまり
約束の時間になったので
バグたちは魔術劇場の前にいった。
お待ちしておりました。
とエヴァに言われている。
急な話だったので、
マンゴー亭から飲茶を
取り寄せちゃった。
ここの肉まんすごく美味しいわよ。
とヴィヴィアンが言った。
あ、紹介するわね。
隣にいるのがマーリン。
私の実の父です。
その隣にいるのがハリー。
私の養父で、超常現象の研究家だけど、
今や世界中を巡回してる魔術劇場の
魔法使いとしての方が有名ね。
二人は口々に
どうぞよろしくと言った。
管理局に勤める
バグと伊良未来です。
私のことはミラと呼んでください。
管理局って
ひそこから聞いてるけど、
いつも要領を得ないで、
どういう組織なのか今ひとつわからない。
主に魔術や特に異世界間に生じる問題を
管理している組織です。
本部はこの世界では「迷いの森」と
呼ばれている地域にあって、
私たちもそこから
引っ越して来ましたが、
正確には私たちはまた別の世界の住人で、
うえからの委託をうけて
この仕事をしているだけなんです。
だから組織の全体像は
私たちにもわからない。
派遣コウモリのひそこが知らないのは当然ね。
異世界を生じさせる魔術について
管理するということですかな。
先頃、一つ作ったばかりですが。
やはりあれがそうでしたか。
どんな世界も泡のように生まれて
消えていきます。
異世界が生まれること自体について、
私たちは関与しません。
事情はさまざまで、
起こるべくして起こることも多い。
ただその結果生じる変化について、
少しだけ慎重になってほしいというのが、
管理局の意向で、そのために、
注意を促すというのが私たちの仕事なのです。
扉が開かれると、向こうから、
やってくるものは選べないですからね。
あ、この肉まん美味しいですね。
とミラが言った。
解説)
会話は続いているようです。
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