Dec 28, 2022
メルティの部屋
サラ、遊びに来てくれたのね。
とメルティがやってきて言った。
とても無理だろうって
諦めてたんだけど、よかった。
どうやってこられたの?
サラはハリーが調合してくれた
飲み物を飲んで眠ったのだと伝えた。
そんな方法があったなんて。
ハリーさん、やっぱり考えてくれたんだ。
とりあえずこれはお土産。
と言ってもあなたのコンテストの
参加賞を代理でもらってきたの。
と言ってサラは、
チョコレートを手渡そうと
ポケットから出して驚いた。
チョコが巨大になっている。
しかしそうではなくて、
自分の体の方が微妙に
小さくなっているらしいことに
サラは気がついた。
わー嬉しい、ありがとう。
椅子に座ってお話ししましょう。
とメルティが言った。
随分広いお部屋ね。
ええ。この世界全体が私のお部屋なの。
それはそうと、この前、
あなたの住む世界に遊びに言ったでしょう。
帰ってきてから大変なことが起きちゃって。
ハリーさんの魔術劇場に通じていた
魔法の扉が使えなくなっちゃったの。
だからまた一人ぼっちになったなあって、
思っていたところだった。
でもハリーさんなら、なにか方法を
考えてくれるだろうとも思ってた。
だって彼ってすごい魔法使いだもの。
ハリーが飲み物を調合していたのには、
そんな事情があったんだ。
とサラは思っていた。
ここはあなたが見ている夢の世界だって。
ええ。ハリーさんが言ってた。
そのことをハリーさんに教えてもらって、
けっこうショックを受けたことも、
魔法の扉が使えなくなったことと、
関係あるのかもしれない。
よくわかんないんだけどね。
そうだ私着替えてくるね。
とメルティは言って席を立った。
サラはあたりを見回して、
ついでに壁を見あげてみたが、
随分高そうで天井が見えないほどだった。
お待たせ。
あ。この地球儀はね。
世界が球体だってことを忘れないために、
ここに置いてあるのよ。
そうだ。
散歩に行きましょ。
サラが町を案内してくれたみたいに、
私もお部屋を案内したかったの。
二人はテクテクと歩いている。
どうやら部屋の隅らしき
場所にたどり着いた。
部屋は四角いのかも。
とサラは思っている。
工事現場のような場所があったので、
サラは立ち止まった。
あ。ここはね。
私が時々穴掘りしている場所よ。
解説)
よくわからないので
続きが知りたいです。
Edit this entry...
wikieditish message: Ready to edit this entry.
A quick preview will be rendered here when you click "Preview" button.