Nov 22, 2022
デビルの魔法 そのご
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CGたちは三々五々
バギーから降り立った。
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こんにちわ。
私たちは迷いの森との境界を日夜
監視をしているCGの特殊部隊のものです。
昨日、見慣れぬ軍装のグループを見かけたという
郊外の住人から通報があり、
治安のため調査しています。
お見受けするところ、
どうやら、その方々のようですね。
軍の一部の部隊は私たちと共同で
境界警備にあたっていますが、
確認したところ、その所属ではないようだ。
何か機密の特殊任務ですか。
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イメルダ。
この人たちの軍装、
随分古いものだよ。
どうも怪しい。
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ジョー軍曹は、
ルビーと申し合わせていたことを言った。
今、町では
コスプレコンテストが行われていて、
3人で参加するために
これから向かうところなんです。
ハロウィンのコンテストなら、
もう終わったはずだけど。
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二人とも緊張している。
しかし二人は職業軍人なので
その目つきには鋭いものがあった。
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そこにペスパが
走り込んできた。
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これはこれは、
アイスじゃないか。
お、イメルダにコフィか。
久しぶりだね。
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今不審者を尋問中なんだ。
あ、やっぱりね。
彼らは私の友人なの。
町ではクリスマスまで新しく
ミリタリーファッション中心の
コスプレコンテストが行われていて、
彼らはその参加者。
町は初めてで郊外の別荘で
池の見物してるっていうので、
道案内に迎えに来たって訳よ。
コスプレコンテストのことは
本部には連絡すみなんだけど、
やっぱり現場まで降りてなかったみたいね。
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銃器類は装備してないし、
前の大戦の軍装だし、この人たち、
どう見てもコスプレだよ。
とレイブンが言った。
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念の為、今、本部に確認したら
コンテストのことは
アイスが言った通り。
これから連絡しようとしていた、
ところですって。
と運転席のアッシュが言った。
おかげで緊急パトロールに
駆り出されちゃって、
全く本部の連中職務怠慢だわ。
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また近いうちに会えるといいわね。
町でコンテストもやってるし、
今度休みにでも遊びにいらっしゃいよ。
新しくデジャっていうバーができたの。
行きたいものだわ。
成り行き次第だけど。
などと言って
境界警備のCGたちは帰っていったのだった。
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異世界のことや魔法の扉のことなど、
軍やCGが知って介入してくると厄介だから、
秘密にしてあるのよ。
大部分の町の住民たちも知らない。
だから、自由な見物はいいけど、
コスプレしてるってことで振る舞ってね。
とアイスが釘を刺している。
解説)
無事何事もなかったようです。
実はバギーのCGたちは、
ずっと車に乗せられたまま、部屋の隅で
出番の機会を待っていたのでした。
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