Sep 25, 2022
コスプレの人々 そのさん
夜になってから少し時間がたった。
ジェニーたちの部屋では、
たまきがジョー軍曹からもらった
拳銃を腰につけ終わり、
ジェニーもコスプレの試着を
終えたようだ。
それ何の格好?
バトンガールよ。
太鼓も叩けるし。
文学青年とモモコの会話も続いていた。
そのアンソロジー、何編くらい収録されてるの?
21編。
おすすめ作はある?
変身話が好きなら、どれも面白いけど、
エーメの「壁抜け男」とか、
太宰の「魚服記」なんて眠れなくなるよ。
みんなコスプレで変身してるし、
借りて読んでみようかな。
広場でも少し時間が経っていた。
マンスフィールドさんは、
さっそくコスプレの人を見つけて、
ノートをとっている。
サングラスをかけたミイラ男ね。
と呟いている。
誰も注目してくれない。
と思っている。
ヨシフと連れ立って
プラネタリウムを見終わったイリヤは、
かっていたマフィア組織で
手下だった男に出会った。
イリヤさん。
まだこの町においででしたか。
うん。君は仕事で来たの?
いえテレビで見て、
お祭りやってるというんで。
組織も暇なんだね。
私も登録していただけるかしら。
もちろん、OKですよ。
どんなコスプレでしょう?
あ、それって、
私の憧れのキャラクターだわ。
と、スーザンが言った。
それは、ワンダーウーマンの
コスプレだった。
解説)
今回も前回の続きで、
数時間後という設定です。
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