Apr 11, 2022
花散る春の日 そのなな
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文学青年はまた散歩していた。
すっかり葉桜になったなあ。
世の中にたえて桜のなかりせば
春の心はのどけからまし
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この世に桜なんてなかったら、
のどかに春を過ごせるのに、
っていう歌なんだけど。
と文学青年がつぶやいていると、
珍しくナオミが聞いていて、
散ればこそいとど桜はめでたけれ
浮き世になにか久しかるべき
と言った。
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リリスがいると教えて貰って
モモコが屋台の前に来てみると、
リリスの姿がなかった。
リリスは?
なんか急に人形になっちゃって。
とエトナがいった。
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あら、かっこいいフィギアですね。
そこの席の方は?
とレイに聞かれて、
いまちょっと席をはずしてます。
とエトナが応えている。
モモコはリリスと
テレパシーで話している。
どしたの?
よくわからないけど、
葉っぱの効力が切れたみたい。
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二人のテレパシーの会話を聞きとって
向かいの席から、
魔子がやってきた。
葛の葉を頭にのせて
強く念じるだけで変身したんでしょう。
あれにはコツがあるのよ。
と言っている。
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ピエロの扮装の女性は
ドルフィンやベーカリーのスタップに
挨拶している。
春といえばピエロ。
今日は魔術劇場の宣伝しにきました。
なにそれ、といわれている。
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それはどこにあるの?
まだどこにもないですが、
いってみたいですか?
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そーだね。
面白そうな名前だから
いってみたい。
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じゃあ、きまり。
あの広場に魔術劇場をつくりましょう。
解説)
またまた
思いつきの展開です。
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