Nov 22, 2021
骸骨のお面
おとなしくしてて。
首輪すぐつけ終わるから。
どこかに行きたそうね。
あれ、そのお面は?
骸骨さんに、と思って、
ドルフィンの倉庫から
貰ってきたの。
お父さんがまたいないんだ。
探しにいかなくちゃ。
それならちゃんと服着ないと、
みんな驚くからね。
ちょっと不気味だけど、
とても骸骨にはみえないわよ。
ロボット犬は骸骨と一緒に
とびだしていった。
あなたみかけない顔ね。
骸骨のお父さんを捜しているんです。
あ、骸骨ロボットね。
彼ならそこにいるわよ。
骸骨ロボットは
スクーターに乗っていた。
なかなか絵になるわね。
と言われている。
お父さん。
お前はだれだ。
僕だよ。標本の息子だよ。
僕、変装してるんだ。
もう夜だし部屋に帰ろうよ。
そうか。
遠出しようと思っって、
運転の練習をしていたのだが、
もう夜になっていたのか。
出迎えご苦労だったな。
遠出はまた今度にしよう。
お前、そんな顔だったか。
ちがうよ。これはお面だよ。
解説)
なにか起きそうで起きない
回でした。
お面は、フィギアヘッドに粘土を
押しつけて型とって、さらに
そこに紙粘土を押しつけて作り、
着色したものです。
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