Aug 17, 2021
夜の窓 そのに
![d1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20210817213414.files/d1.jpg)
司令部の建物の右隣にあるのが、
通信施設のあった家で、
かって連合軍の爆撃を受けて半壊しました。
いまは修繕されて、
人が住んでいる、っていう設定ね。
と、たまきがいった。
![d2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20210817213414.files/d2.jpg)
その時破壊された屋内を
窓から撮影した画像です。
これ雰囲気ありますね。
とエトナがいった。
これでおわりなんだけど。
ちょっとものたりなかったかな。
とジャンいった。
ものたりないんじゃなくて、
なにかたりないんじゃないの。
という声がした。
![d3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20210817213414.files/d3.jpg)
私の家は?
壁際にリリスがたっていた。
![d4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20210817213414.files/d4.jpg)
あれ、いつのまに。
また夢見の水飲みすぎたかな。
と、たまきがいった。
![d5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20210817213414.files/d5.jpg)
そうか。
ドイツの村の設定時には
リリスの家はまだ建ってなかったんで、
個別に紹介するの忘れてたよ。
といってジャンはパソコンにむかった。
![d6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20210817213414.files/d6.jpg)
この画像をトリミングして、と
こんな感じでどうかな。
コメントは、
この屋敷は、魔女リリスの住む家で、
祟りを恐れてドイツ兵もよりつかない。
と、たまきがいった。
それじゃあちょっと違うなあ。
きびしい戦時中だからこそ、
村民が憩いや集いの場にしようと
協力して建てた家。
ということにしよう。
![d7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20210817213414.files/d7.jpg)
一階はもちろん酒場にしてね。
マーウェンコルの酒場「破れストッキング」みたいに。
この家の窓、多くない?
昼間見たときはもっと少なかった感じがしたけど。
とナオミがいった。
うん。昼間は外壁に隠れてみえないけど、
夜に明かりが灯ると透けて見えるようになる。
本当は素材が原因なんだけど、
夜だけ華やかな雰囲気になるのは、
魔法みたいでいい感じだね。
酒場にもあってるよ。
とたまきがいった。
エトナはこわくて固まっている。
あ、エトナさんは、はじめてだったね。
こちらはリリス。
この倉庫が人形の家だったころから、
ここにずっと住んでいる人形の。
人形の精っていうか、なんていうか。
![d8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20210817213414.files/d8.jpg)
あ、よろしくね。
それから、またひとつたのみがあるの。
私もジオラマ展みたいから、
今度つれていってくれない?
とリリスは言った。
いいけど、どうやって。
とジャンは言って、
ちょっと考え込み、
そうか。人形をもっていけばいいんだね。
と言った。
リリスはうなずいて、
楽しみにしてるわ。
というと、すっと姿をけした。
なんか、リリスって、
神出鬼没になったね。
![d9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20210817213414.files/d9.jpg)
夜も更けて、三人が
ファミリーカーで帰ったあと、
ジャンが連作画像の
最後の修正作業をおえるのを、
机の横でリリスの人形が
じっと見守っていたのだった。
解説)
なんとか二つの連作画像ができました。
重複するので映写会のシーンでの
再掲はしません(^^;)。
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