Jun 25, 2021
滝を観る
高台からいったん降りてきたサラが、
管理人に尋ねている。
滝なら、あっちの方角だよ。
案内しよう。
管理人が橋の仕切り戸の鍵を
外している。
滝の手前の橋の中程から見下ろすと、
滝が正面から見えるのだが、
対岸はすぐに公園の敷地外になり、
立ち入り禁止の迷いの森に続いているので、
普段橋の両端の仕切り戸には
鍵がかけられているのだった。
キサラは興味津々で、
カメラの準備をしている。
滝は岩肌を模した斜面を縫って、
細々と流れ落ちていた。
人工の設備だから、
水量もコントロールできるんだけど、
今は雨の季節だから少なくしているんだ。
と管理人が言った。
水量が少ないとはいえ、
滝壺にあたる場所が深く
抉られているらしく、
その近辺は激しく泡立っている。
橋の下から吹き上げる風は
飛沫まじりで冷気を帯び。
滝壺から噴き出た水流は、
微妙に設計された勾配に沿って
浅瀬を舐めるように
流れ下っていくのだった。
あれ、サラは?
おーい。
やっぱりねー、
とキサラは思った。
解説)
今回は滝の景観がメインです。
使用したのは塩ビの防火シート。
また、キサラの浴室でも活躍した
濃密保湿クリーム泡を
少量の水に溶いて使用しました(^_^)。
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