May 23, 2025

戦いの予感

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シーラはローゴスの手下が砂漠で倒され、
セリーヌの家でナディアたちが警戒していると聞くと、
自分も現地に行きたいと言い出した。
セリーヌの家に抜けられる鏡の扉は、
アイスの呪文を知らないと使えない。
シーラはそこをなんとかと無理を言って、
ディアナに砂漠まで案内してもらうことになった。

二人はさっそく砂漠に向かっている。


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みすずが窓からその様子を見送っている。

砂漠って遠いんでしょ。
二人とも大丈夫かしら。

ディアナはこの世界のことは
知り尽くしているから、きっと大丈夫よ。
それに恐竜たちも、
もうほとんどいないようだし。

シーラって変わっていますね。
自分では戦わないのに、
他人の戦いを見るために
いろんな人の夢に移り住んでいるんですか。

そういう夢食いもいるのよ。
他の夢食いが侵入して暴れている夢や、
無意識が荒れている人の見る夢に彼女が忍び込む。
本人は呼ばれたから行くんだっていうけど、
時には入れ知恵をして
戦いを焚き付けることもある。
そういう刺激を求め続けているの。


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それに引き換えセリーヌは。

セリーヌは対照的ね。
彼女は夢食いが侵入して暴れている夢に、
入り込んで悪い夢食いをやっつける。
彼女はモンスターに怯える子供たちの味方。
でも定住せずに夢を渡り歩くのはシーラと同じ。
どんな夢食いにもそれなりの役割があるけど、
本当に大事なことはその後のこと。
夢に定住してみないとわからないわ。
とみすずは言った。

この苺美味しいわね。
ドラゴニアベリーっていうんです。


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シーラとディアナはサバンナを横切っていた。

砂漠って遠いのね。


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その頃、セリーヌの家では、
ナディアが双眼鏡で砂漠を監視していた。


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あれは砂嵐かしら。


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巻き起こる砂塵の中から
なんとモンスターが姿を現した。


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モンスターの数はどんどん増えて、
セリーヌの家を目指してくるようだ。


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あれはみんなローゴスの手下の夢食いたちね。
攻撃してくる気満々みたい。

セリーヌはショットガンに散弾を装填している。
アイスは?
羽根に乗って偵察に出かけたままよ。

ラルゴもランチャーを手にしている。



解説)
続きます。
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