May 05, 2025

おやつとサバンナ

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レイチェルは、
みすずの家に帰り着いた。

ああ、レイチェルさん。
岸辺の散歩はいかがでした?
ツナさんが、湖で獲れた貝を
食堂に運んでますよ。


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レイチェルが食堂にいくと、
ツナとサラが話していた。

これって食べられるの?
その鉄鍋で茹でてみようよ。
きっと食べられるよ。夢の中だし。
問題は美味しいかどうかね。


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やがて貝が茹で上がった。

うん、やっぱり美味しいわ。
お醤油かければ何とかなるものね。
サラは食べないの?
え、二人の感想聞いてからと思って。
あ、フミコやみすずさんも
呼んでくる。


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フミコとみすずが話していた。

この鹿はディアナっていうの。
あなたに会わせて欲しいって言われて。
私たちは片言で通じ合える仲だけど、
フミコさんもディアナの言葉がわかるのね?

ええ。
なるほどね。この鹿、ディアナには、
精霊が宿っているみたい。
やっぱり。
私もディアナは特別な存在だって思ってた。
それで、人の姿にして欲しいって言ってる。
え、そんなことできるの?

お話し中ですが、
茹でたての貝、食べてみません?
とサラが言った。


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これはオウム貝の祖先のアンモナイトみたい。
アンモナイトって海生生物じゃなかった?
形が似ているだけなのよ。
歯応えがしっかりしてて美味しいわよ。
イカゲソの食感ね。
本当にそうかなあ?


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その頃、アイスとナディアはサバンナ地域に到着していた。

アイスは、
視界は開けてるけど、
やっぱり恐竜しか見かけない。
この槍じゃ護身用にならないわ。
とつぶやいている。


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ナディアは、草原を進んでいたが、
危険地帯に踏み込んでしまったようだ。

君はまだ小さいから、
見つからないようにしないと。


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とうとう見つかってしまった。
絶体絶命。

しかし、この顔見覚えがある。


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何だかなあ。
と思っている。



解説)
続きます。
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