Dec 10, 2024

図書館に行く

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たまきが今日もいい天気よ。
と言っている。


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そろそろ本の返却日じゃなかった?
あ、そういえばそうだね。
図書館にいかなくちゃ。


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文学青年は図書館に向かった。
銀杏の黄葉が盛りを迎えている。


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本を返却してまた仕入れた文学青年は、
図書館裏の雑木林に寄ってみることにした。


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雑木林の付近は少しだけ高台になっている。


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林の中程の空き地に東屋があった。


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文学青年は休息を取ることにした。


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風もなく寒さはそれほど感じない。
晩秋の光とくっきりとした影の対比を眺めていて、
日のぬくみに文学青年はうとうとしている。


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目を開けてふとみると、
目の前の影の中から
影帽子のような人の姿が立ち上がって
話しかけてきた。

こんにちわ。
私を見つめてまどろんでいらしゃったので、
なんとなくお近づきになりたくて
現れました。


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君はどこから来たの?
影の世界から来ました。
暗いのでみんなごちゃごちゃなんですよ。



解説)
続きます。
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