Sep 01, 2022
ジルの別荘で
![a1](/~shimirin/blog/kirita/entries//20220901203309.files/a1.jpg)
3人は池のそばでくつろいでいる。
ヴィヴィアン、
まだ暑いし水浴びでもしたら。
なんとなくこの水、
色移りして危険な気がする。
![a2](/~shimirin/blog/kirita/entries//20220901203309.files/a2.jpg)
ヴィヴィアンが昆虫を見つけたようだ。
![a3](/~shimirin/blog/kirita/entries//20220901203309.files/a3.jpg)
ヴィヴィアンがじっと見ていたら
薄い煙が立ち上り、昆虫は巨大になった。
![a4](/~shimirin/blog/kirita/entries//20220901203309.files/a4.jpg)
そこにクワガタムシが飛んできた。
このクワガタムシ、
この前のこね。
と言っている。
![a5](/~shimirin/blog/kirita/entries//20220901203309.files/a5.jpg)
生き物を巨大にする魔法に随分慣れたようだね。
しかし、いったん魔法で大きくしたら、
また元に戻しておかないといけないよ。
あのクワガタムシは、
高台で魔法かけたら、あっという間に
飛んでいっちゃたのよ。
とヴィヴィアンが言い訳している。
![a6](/~shimirin/blog/kirita/entries//20220901203309.files/a6.jpg)
でもさっきは戻ってきたみたい。
どうやって私がいる場所を知ったのかしら。
ヴァンパイアに咬まれると被害者が、
咬んだ人の追っかけみたいになるでしょう。
イリヤさんやヨシフさんみたいに。
ヴァンパイアの血をひくあなたの魔法には
そういう特殊な力があるのかもしれない。
とカーミラが言った。
なんでそういうややこしそうな設定に。
![a7](/~shimirin/blog/kirita/entries//20220901203309.files/a7.jpg)
そこにドアをノックして
管理人のエドワードが入室してきた。
あの、アンジーっておっしゃる方が
お見えですけど。
ああ、私のお友達なの。
お通ししてください。
とヴィヴィアンが言った。
![a8](/~shimirin/blog/kirita/entries//20220901203309.files/a8.jpg)
アンジーはハリーたちに挨拶を済ませると、
単刀直入に言った。
ハリーさんがご家族でこの別荘に
しばらく滞在されると聞きました。
ご存じのように私たちは、任務として
ヴィヴィアンの警護を担当していますので、
時々安否の確認に来る事になりますが、
どうぞよろしくお願いします。
![a9](/~shimirin/blog/kirita/entries//20220901203309.files/a9.jpg)
ふむ。大いに助かるし結構なことだよ。
私もいつも娘のそばについていて
やれるわけではないからね。
そうだ。よかったら、君もここで
一緒に過ごしたらどうだい。
ここは町から遠いし、
いちいち車で来るのも大変だろう。
是非そうしてよ。
とヴィヴィアンが言った。
解説)
少しずつ進んでいます。
今回登場した緑色の昆虫も、
実はクワガタムシのフィギアで、
前と同じ海洋堂のカプセルトイ、
「日本クワガタムシ大全」の
「6.コルリクワガタ(緑色)」です。
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