Jul 23, 2021
ジルとエルマ
リリスのことはおくとして、
さっきの話で興味深かったのは、
エルマが登場したことだ。
出現したのがどんな世界にせよ、
そこで活躍してるらしいのが嬉しかったよ。
とジルはいった。
そうそう、エルマって、
ジルさんがジャンさんにプレゼントしたフィギアで、
ジルさんのお気に入りだって聞きましたよ。
とたまきがいった。
私たちジルさんのアルバムも拝見したんですよ。
とナオミがいった。
エルマって、現実のモデルがいるんですか。
とたまきがいった。
うん。フィギアにはそのひとの名前をつけたんだ。
とジルはこたえた。
そのひとって、やはり親父ギャグとかいうのかな。
とたまきがいった。
ときどきいうみたいだね(^^;)。
とジルがこたえた。
そのひとってジルさんの恋人なんですか。
とたまきがいった。
エルマは、僕にとって、
映画「マーウィン」のニコルみたいな人だよ。
映画とちがうのは、映画では
マーク氏自身はニコルに失恋してしまうけど、
マーク氏の分身のホーギー大尉はニコルと結婚して、
幸せに暮らすっていう話だけど、
僕の場合は、ジャンの村には
僕自身を投影したフィギアがいないから、
プロポーズもできない(^^;)
ってことだけどね。
素朴な疑問なんですけど。
とたまきがいった。
ジルさん、そんなにエルマが好きなんだったら、
どうしてエルマのフィギアを手放したのかなって。
ずっと自分で持ってればよかったのに。
手放したんじゃなくて、ジャンに託したんだよ。
ジャンの村で自由に生きていてほしくてね。
僕はジャンやマーク氏みたいに
想像のフィギアの村で生きられるわけじゃない。
もっとも僕がつくっていた人工庭園も
似たようなものだったかもしれないけど。
それを公園にして一般に解放したのも。
そのせいなのね。
とたまきがいった。
エルマも僕から解放してあげないと。
それって理屈になってるのかな。
ただ現実のマーク氏の気持ちはともかく、
あの映画「マーウェン」のストーリーでは、
現実のニコルさんの存在がきれいに、
フィギアの世界に回収されちゃってる。
とジャンがいった。
ジルは、別の選択をしたんだよ。
よくわかんない。
二人ともへんだよ。
とたまきはいった。
そこに夏木さんがやってきた。
ドルフィンのマスターにたのんだら
内装あっというまにやってくれて
明日からでもジオラマ写真展開催できそう。
写真パネルもレイアウトしたから、
ジャンさん、今から確認してくださる?
といった。
解説)
今回もあまり動きのない会話編でした。
こういう場合でも、セリフと仕種を
あわせようとすると、はてしない
泥沼に入り込んでしまうので要注意です(^_^)。
今日はオリンピックの開会式。
ドルフィンにしまってあった看板を、
記念にと言うことで。
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