Nov 30, 2007
不思議の国のアリスとオリーブ そのに
第二章 生きてる花の園
庭にでたオリーブは、庭全体を見渡そうと、
丘のてっぺんをめざしました。
「風にたおやかにゆれている花をみて、アリスは思わず、
「あんたがおしゃべりできるといいのにねえ」
「しゃべれるよ」とオニユリがいいました。
「相手によりけりだけどね」」
オリーブは赤の女王さまに出会いました。
「「どこからおいでかえ?」と赤の女王さま。
「そしてどこへ行くつもり?
ちゃんと頭をあげて、はきはきおっしゃい。
指ばっかりうじうじさせてるんじゃないの」」
オリーブと赤の女王さまは小さな丘のてっぺんにつきました。
緑の生け垣で真四角に区切られた奇妙な土地がひろがっています。
「「わあ、あんなふうにしちゃって、まるで大きなチェス盤そっくり!」
アリスはやっと口をひらき、
「だったら、どっかで駒が動いてるんじゃない----あ、あそこだ!」と声をはずませ、
いっているうちに興奮して胸がどきどきしてきました。」
オリーブがチェスゲームに歩兵として参加させてもらえることになってから、
どういうわけか二人は手をつないで急に走り出しました。
「耳もとで風がなり、
髪の毛もそっくりとばされるんじゃないかとアリスは思ったほどでした。
「さあ、さあ、いそいでいそいで!」と女王さまはせきたてます。」
つづく
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