Nov 16, 2007

不思議の国のアリスとアイス そのきゅう



第九章 ウミガメモドキのお話


a23

アイスは公爵夫人と再会しました。

「「おや、おまえさんか。また会えるとは、うれしいねえ。
ちびっこお嬢さん!」といいながら、
公爵夫人は愛情たっぷりのしぐさでアリスと腕を組みました。
二人はいっしょに歩きだしました。」



a24

a245

やがて、みんな女王に死刑を宣告されて、
クロッケーの競技者はいなくなってしまいました。
女王は「ウミガメモドキに自分の生い立ちを話させよう。」といい、
アイスをつれて歩いていきました。

「ふたりはまもなく、日なたに寝そべってぐっすり眠りこんでいる
グリフォンのところにやってきました。」



a25

a255

今度はグリフォンに「おいで」といわれ、
アイスがそのあとについていくと、いくらもいかないうちに、

「せまい岩棚に悲しげにひとりぽつんとすわっているウミガメモドキが、
遠くのほうに見えてきました。」
「そこでふたりは腰をおろし、数分間はだれも口をききませんでした。」



つづく

Posted at 02:09 in n/a | WriteBacks (0) | Edit
WriteBacks
TrackBack ping me at
http://haizara.net/~shimirin/blog/kirita/blosxom.cgi/20071116020620.trackback
Post a comment

writeback message: Ready to post a comment.