May 13, 2006
もののけ姫
昨夜、彼女が眠っていて、「もののけ姫」をテレビで見た。 たぶん10年ぶりくらいだと思う。前は映像のいまいちさやオチがきになって、いまいちだなと思ったのだが、これは、見せる映画ではなく、「伝える」映画なのだなと今回感じました。物語序盤の映像はきれいでアシタカと一緒に旅したくなります。いつ見てもオッコトヌシの最後は悲惨です。宮崎アニメはぼくの自意識の目覚めとかぶっている。初めて出会ったのは11歳くらいです。ハイジなど入れるとおつきあいは長い。成長しながら、時々見ていたという感じです。この映画は90年代後半という背景でしか伝わらない切迫した、破壊と再生のドラマがありました。たしか、パンフに今は亡き網野善彦氏がなにか書いていたはずです。なんで遠くの国から来たアシタカとタタラ場の人が話が通じるのか謎ですが。
宮崎さんは頑固な偏屈な人だと思います。でもタイムリーな映画を作れるのは深いところで現代への認識がまちがっていないからでしょう。美輪さんの出番が少なくなってきました。
ゲド戦記の予告を見ました。息子の吾朗さんがやるそうです。おやじを継ぐのは、内心いやじゃないのかなあと思いました。
今日は知り合いの同人誌の合評会に行きます。
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