Mar 29, 2006
父との電話
スタニスワフ・レムが亡くなった。昨日書こうと思ったんだけど、忘れていた。僕は「虚数」が好きだ。人間の知能をはるか追い越してしまったゴーレムという人工知能の傲慢かつクールな進化論が面白かった。姉歯元建築士の奥さんが自殺した。どんな苦しみか想像を絶する。姿をみせていない姉歯元建築士も、どこにいるのだろう。勝手に心配になる。
彼女の旅行も三日目。楽しんで帰ってくるのだろうか?さすがにさみしくなってきた。
詩人福島敦子さんの日記の書き方はほれぼれする。サイト「永遠狂い」の中にある日記。短く、すきっとしていて、詩人というものを相対化している。そして詩人への愛もある。女性週刊誌の記述とか、好きなCDとか共感できる。
昨日の「踊るさんま御殿スペシャル」は面白かった。
父から電話。田舎に帰省していたようだ。すっかり忘れていた。父方の祖母の七回忌。帰ればよかった。母方の祖母もかろうじて父の名前は覚えているものの、僕のこと覚えているかなあ。しばらく会ってないし、だいぶ弱っているらしい。父が五月に実家の整理に行くのでついていこうと思う。
父と電話していて、久しぶりにいっぱいしゃべった。最近、過去の失敗で落ち込んでこもり気味の僕に「お父さんはそんなんすぐ切り替えるからなあ」と云っていた。それで僕は、今は「過去を整理して、そこから学ぶ、学びの時期だ」といったら、「和広、賢すぎるわ」と言われた。わかった事は
①僕は父によると母方の血を引いていて、すぐ内にこもりやすい。それから、しんどくなってくると、自分だけで処理しようとして、自分を追い詰めてしまう。
②父は昔僕が東大阪に住んでいた時、だいぶ心配してたらしい。それで、僕が全然電話しないうちにしんどくなって、仕事を辞めて(4年前)やばくなってきてから連絡がきたこと。
③要はやばくなる前に相談してほしいということ。
父の言ってることは、③に尽きていると思う。僕もそうしたいのだが、ギリギリになるまで、自分でやろうとしてしまっていた。昔は、本当に家族には相談しなかった。自分で決断して失敗するのは学びだと思う。でも、失敗が重なるといろんな面で自信を失ってしまって、次が出にくいことになってしまう。
また整理してカウンセリングで話せればと思う。でも失敗も魂にとっては学びだと思う。自分の課題を解決しようとしているのだから。自分の人生はもっと大きなものだと思うようにしよう。大きな旅だ。自分だけの。自立するまでの失敗だと思う。変な風にまとめないで、仕事辞めたことも、家族との関係、元彼女との関係、自立できなかった事、そのくせいろんな人に納得行くまで相談しなかった人間不信というより恐れ、慢心。昔の自分の限界。そういうもの全部の破綻だろう。それは新しく生まれ変わるためにあったと思える日がくればいいな。
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