Jan 15, 2006
仏、自殺
昼は寝ていた。散歩に行ってきた。四天王寺界隈。行く前はグズッていたけど、彼女に誘われて行ったらすっきりした。ほとんどの建物は4時頃閉まる。彼女は庭園を見に行きたがってたけど、閉まってた。空は、昼の天気から曇り始めて、少し寒かったけど、それが心地よかった。じっとしてると、モヤモヤしてくるので、散歩はいい。
仏教関係の本が並ぶ四天王寺書林というのがあって、なかなかいい。途中たこ焼きを食べる。爪楊枝にて。おいしい。
ダライラマや梅原猛の本を見る。
いい気分転換になった。
昨日の晩はジェネジャンという、命をめぐる討論番組があった。自殺がテーマで、自殺をネットで呼びかける人が出てて、その人が、樹海にタクシーで行って運転手に警察呼ばれたり、一緒に、死のうとしている人が死ぬ間際泣き出して、生きてりゃいい事あるんだとか、慰める羽目になったりして、面白かった。他の人に、カウンセラーに向いている、といわれても、死にたいからと断固固持していたのが、よかった。腰が軽くない。「死んだら親は泣くとかいうけど、親や泣く人のために、いきているわけじゃない」と彼は言っていて、優れていると思った。なかなか言えないし、そこからなぜ生きるのかという問いが始まると思う。
最後はしらけた。末期がんのライターのルポが流れていた。闘病記も出していて、本屋で見たことがある。そこで、がんの人は小説を出して亡くなるのだが、皆が泣いて、今まで「死ぬ」といっていた人が、○○さんのために生きる」とか言うのだ。
僕は、なんでこんなに急に変われるのだろうと思った。「忘れるな」とか怒っている人もいた。でも、死にたいといいながら生きているのだから、そういう立場から、急に厳粛ムードになるのではなく、喋ってほしかった。でも、正直、人の生き死には、討論になじむのかな。ちょっと空々しくなる。
Tさんからメールいただいた。ホームページにお邪魔したからだ。うれしかったなあ。
WriteBacks
自殺という事
石川さん、こちらでは始めましてですね。
早速日記を読みました。
>よかった。腰が軽くない。
に共感します。世間ではよく「自殺しようとするのは(お前が)弱いからだ!」などと言われ、それは半分当たっていて半分的外れだと自分は思っています。
死を選ぶにしろ生を選ぶにしろ重大な決断の元であって欲しいと。
>優れていると思った。
も同感で、なんだか人間の言う「他人の為」は動物で言うそれと違うと思うのです。動物は種を生かすために自分(あるいは仲間)を殺す(見殺しにする)事もあるわけですが、人間のそれというのはどうも違う、、、、人間だから「心が大事」というのだろうが、こういうTVのよーわからん意見を聞くと「あぁ、心とはなんなのか」と考えてしまう次第です。
長くなりすぎてしまいました、、、すみません。
ちょくちょく見に来ますので、それでは又!
Posted by ひるね温泉 at 2006/01/17 (Tue) 00:26:45
いらっしゃいませ
ひるね温泉さん、いらっしゃいませ。
来てくれてうれしいでーす!!
そうですね。生死について考えるには、思考の粘り強さが必要だと僕は思います。ちょっと、日記本文は、えらそうかなと思ったのですが、伝わったみたいで、安心だし、うれしいです。
どうもありがとうございます。またいらっしゃいませ!!
Posted by 石川和広 at 2006/01/17 (Tue) 08:34:23
http://haizara.net/~shimirin/blog/ishikawa/blosxom.cgi/nikki/20060115165001.trackback
writeback message: Ready to post a comment.