Jun 01, 2009
老親看護は繰りかえされるのか?
5月23日の日記に「手紙 ~親愛なる子供たちへ~」を書きましたが、そのなかでわたくしは娘に向かってこう言いました。
・・・・・・そして娘に宣言しました。「お母さんが今、あなたの祖父母にしてあげていることと、同じことをお母さんにして欲しいとあなたには望んでいません。のたれ死にで結構です。」と。娘は沈黙していました。・・・・・・
詩人&作家の「伊藤比呂美」は現在カリフォルニア州に在住しつつ、日本の老親の介護のために、両国の往復生活を送っているとのことを、娘から聞きました。(←朝日新聞に掲載されていた記事だったそうですが、わたくしは読み落としました。)費用も体力も時間も過度に要する生活ですが、彼女はこのやり方を変えず、帰国することもなく続けるそうですね。そのお気持はわかるような気がしますが。
そして「伊藤比呂美」はやはり、こう言っていたそうです。「このようなことは自分の代で終わりにしたい。」と。これはわたくしの10数年前の感慨でした。全く同じことを彼女も10数年後におっしゃっている。娘はこのことをどう思っているだろうか?そして10数年前のわたくしの上記の言葉を覚えているだろうか?
娘よ。息子よ。どうか忘れないでいて欲しい。
「繰りかえしてはならない。」と・・・・・・。
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