Aug 04, 2008
白馬へ。(その3)
その次の提案は「栂池自然園」でした。またゴンドラ乗り場まで車で送っていただきました。ここは「尾瀬」に似ている。入口では靴の泥を落すマットが敷いてあって、外来種の侵入を防いでいる。こちらも標高は高い。「お花畑」の位置でもあった。たくさんの花々、高度に耐えて立っている樹木。ここまで高いところに来れば、人間というものは何かが変わる。それがはっきりとわかる。ただ小さいだけではないのか?
人間関係の困難さ、日常の重さ、そのようなものに押しつぶされそうになっていた小さな自分が見える。見えてしまえば軽くなる。黙々と集中して歩き慣れない木道を用心深く辿っていくと、どろどろとしたものが洗い流されてゆくのがわかる。涼しい風。やわらかな霧の移動。空の色、山の色、木々の色、草花の色などなど。。。
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