Oct 10, 2006

凱旋門賞と秋の訪れ

と題して、例のネットマガジン「あそびすと」に安田さんがレポートしている記事が面白い。馬券を買って外れた話なのだけれど、場所がロンシャンで、お目当てがディープインパクトだから、ちょっと特別。NHKの真夜中テレビで、先日見たことだし。ロンドンの競馬と同じくファッショナブルな女性の帽子が紹介されていたが、ウエディングケーキのようにごてごて。どうせつかの間の遊びだものね。なかで、髪まで結った日本女性の和服姿が人目を引いたとある。これはなかなかハイセンスだと感心した。8ユーロ払って競馬場に入ったとある。いま、ユーロは上っているから、およそ1400円ぐらいか。映画一本の値段ですね。そして、3着。ゴール直前で抜かれた。他の当て馬を出して、マスコミの関心を引いておいて、名のない馬でマークしてひそかに油揚げをさらう。苦労性のフランス人の人馴れ、人読みの巧みさにまたもやられた。テレビでは、正々堂々と闘ったのだから悔いはないと、日本人馬主のスピーチだったが、金持ちだなー、おっとりしてるなー、と口あんぐりだった。出るからには勝たなきゃいけなかったんじゃないの?金銭逼迫したわたしは地団駄を踏んだ。安田さんは人に馬券を頼まれたそうだが、自分も1枚ぐらいはインパクトに買っておいただろうに。冬服を買おうと当てにしていたのが、服の買えない寒々とした秋の訪れだったそうだ。でもテレビ観戦者の私もなんとなくたのしかったなー。
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