May 03, 2007
パトリシア・カース
連休後半は、行きたいところがいくつかあったが、家にいることにした。そう決めると、すっと気持がリラックスした。パトリシア・カースはヌーベル・シャンソンのシンガーで、近頃はテレビ、ラジオによく出ているらしい。日本でアンテンヌ2を見ている人もよくあるが、わたしは見ていない。カースをはじめて聞いたのは、NHK深夜ラジオの番組だ。ふらんす堂のコーナー《詩人のラブレター》http://furansudo.com/にアップしてあるので、よかったら、見てみてください。 一言で言えば、ボーイッシュで、エネルギッシュな歌手である。シャンソンだと言うのは、現在のシャンソンがアメリカの音楽の影響を強く浴びているからで、ジャズ、ブルース、ポップスをミックスした、オールドアメリカのニュアンスの強い雰囲気の音楽。それが、ストレートに心を打つパワーがあるので、1度聞くと、忘れがたい。今年、41歳の女ざかり。ドウタンベルに共通するもの、つまり、女性の自立(この言葉いやだが、とりあえず)をテーマにもっているからだ。こんなにシャウトが自然な女性歌手もめずらしいと思う。北フランスのドイツ国境に近い街の出身ということで、どうもジャンヌ・ダルクのイメージがつきまとう。お母さんはドイツ人だそうだ。
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