Jun 22, 2007
ひとり、空しく、傷ついて
ひとり、空しく、傷ついてわたしは四月の風に揺すられるままになっている。
風はまだ冷たく、光は
蝶のように
深い緑色の翅を伸ばし
あわただしく浮上がり
そして落ちる。
註
次の章は短い4つの詩から構成されている。その第1の詩を訳した。
浮上がり=se détache 主語を光ととって際立つとするか、蝶ととって、止っているところから飛び立つとするか。後のほうに書き換えた。
富沢さん、書き込みありがとう。
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