Jun 06, 2018
セルクル第10回 オールイタリア詩
2018年6月6日(水)第10回セルクルは予定を変更して、オールイタリア詩でした。1時からと3時からのフタコマを30分の中休みをはさんで5時15分前までの長丁場で、イタリア詩の中の難破をテーマにした、古代ギリシャから現代の難民の詩(ボートピープルたち)を歌った1950年生まれの作家エッリ・デ・ルカという初見の詩人の難民をテーマにした8行詩は分かりやすく、ドキュメンタリー風の作品でした。他にホメロス、ヴェルギリウス、ダンテ、レオパルディの難破をテーマにした叙事詩をごく限られた詩行ですが、読むことができました。難破という観念は古代ギリシャと古代ローマでは具体的に海上での遭難を歌い、レオパルディになると象徴的な扱いになり、ダンテはキリスト教的な教訓の意味合いが強く、現代に至ってまた具体的な海上での難民の難破を取り上げています。レオパルディの象徴で、ピークに達し、再び古代に戻っていくような錯覚におそわれました。出席者は金沢、田中、細田、有働、志村、ディエゴ、森の7名でした。
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