Sep 27, 2011
詩人の声 第678回 モルポワ『青の物語』を読むⅢ
天童大人プロデュース 詩人の聲~目の言葉から耳のコトバへ~La Voix des Poetes No. 678
有働 薫 モルポワ『青の物語』(思潮社刊)を読む 最終回 第7章、8章、9章
2011年10月3日(月)18時30分開場 19時開演
NPO法人東京自由大学(神田)
〒101-0035千代田区神田紺屋町5 TMビル2階
JR神田駅東口から右へ徒歩5分 今川橋交差点左折レ、西福田町交差点左折レ、いちご薬局2階
℡03-3253-9870(火、木、金 午後1時~6時通話可)
入場料 予約大人2,700円 当日大人3,000円
学割1,500円(学生証呈示)
ご予約は東京自由大学もしくは北十字舎へ
北十字舎 Tendo Taijin Bureau
〒171-0031 東京都豊島区目白3-6-5
Tel03-5982-1834/Fax03-5982-1797
Mobil090-3696-7098
ジャン=ミッシェル・モルポワ:
1952年フランス・ドゥー県モンベリアール生れ。パリ第十大学教授。第1詩集『ロクチュルヌ』(1978年レットル・ヌヴェール社刊)。5冊目の詩集『もうぼくの心を探さないで』(1986年P.O.L.社刊)で1986年度マックス・ジャコブ賞を受賞。6年後の『青の物語』(1992年メルキュール・ド・フランス社刊)は代表詩集として、一部がNRFプレイヤード叢書に収録される。批評的抒情詩を主張し、ヌーボーリリスム新抒情派と呼ばれる。
Sep 12, 2011
ヴィクトル・ユゴー「あした 夜が明けて」
あした 夜が明けて 野が白めば すぐにも出かけようわかっているのだよ おまえが私を待っているのは
森を抜け 山を越えて 行こう
おまえから離れて暮らすことはもうできない。
歩いて行こう 私の思いに目をすえて
ほかには何も見ず どんな物音にも耳をかさず
ひとり こっそりと 身をかがめ 両手を組み合わせ
悲しみに沈んで。私にはこれからは昼も夜と同じことだ。
暮れていく夕べの こがね色も見なければ
アルフルールへくだっていく 遠くの白帆も見るまい
着いたらすぐに おまえの墓に捧げよう
緑のひいらぎと 花の咲いたヒースをたばねて。
(小池健男訳)
http://shika.sakura.ne.jp/category/jihyo/jihyo_jiyushi
ウエブサイト「詩客」自由詩時評第18回を参照してください。